【This Month’s 4 Movies】

今月要チェックの映画を4本ご紹介! 写真を見てインスピレーションで選んでみてね。


『aftersun/アフターサン』

離れて暮らす父と2人だけで過ごした夏休み。その宝物のような記憶を綴る物語。

子どもにとって、親はいつだって“大人”。が、自分があのときの親と同じ年になって振り返れば、人生への不安や戸惑いを抱えながらも必死で生きて、ありったけの愛情を注いでくれたことに気づかされる。

感想は観る人によって様々でも、胸に広がる愛おしさが心地よい。挿入歌の名曲『Under Pressure』が最高!

story:11歳の夏休み。思春期のソフィ(F・コリオ)は、離れて暮らす31歳の父カラム(P・メスカル)とトルコのリゾート地で数日間を過ごした。20年後。ソフィーは、そのときに映したビデオカメラの映像を見ながら、大好きだった父との思い出をよみがえらせる。

© Turkish Riviera Run Club Limited, British Broadcasting
Corporation, The British Film Institute & Tango 2022

『クリード 過去の逆襲』

名作『ロッキー』から生まれた新シリーズ第3弾。

元チャンピオン、クリードを演じるマイケル・B・ジョーダンのかっこよさと存在感は圧倒的!

しかも監督も担当したジョーダンは、過去への懺悔や友情の絆、そして家族への愛を織り込んで物語に深みを添えている。これなら前シリーズを見ていない世代も楽しめる。

もちろん肉体をバキバキに仕上げていくトレーニングや熾烈な試合など、お約束のシーンにも興奮。

story:元チャンプ、クリード(M・B・ジョーダン)の前に、幼なじみのデイム(J・メジャース)が現れた。彼はクリードの過ちによって服役を強いられたことを恨み、復讐を誓っていた。それを知ったクリードは過去に決着をつけるために再びリングに立つことに。

© 2023 Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc. All rights reserved. CREED
is a trademark of Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc. All rights reserved.

『ウィ、シェフ!』

一流レストランをケンカして飛び出した一匹狼シェフが、強制送還寸前の移民少年達を調理師として育成しようとする奮闘記。

物語は、実在のシェフと自立支援プロジェクトをモデルにしており、出演する少年達は実際の支援施設の移民達。

熱血教師となったシェフと少年達の温かな交流と料理がつなぐ絆がほほえましい。移民大国フランスの問題を明るく感動的に描く社会派コメディ。

story:料理番組で有名なレストランで副料理長として働くカティ(A・ラミー)は、自分のメニューを勝⼿にアレンジするオーナーと⼤ゲンカ。退職後⾒つけたのは、事情を抱える少年達が寮生活を送る自立⽀援施設の住み込み料理⼈の仕事だった。
監督:ルイ=ジュリアン・プティ/出演:オドレイ・ラミー、フランソワ・クリュゼ、ファトゥ・カバ ほか/配給:アルバトロス・フィルム/公開:現在、新宿ピカデリーほか全国ロードショー中

© Odyssee Pictures – Apollo Films Distribution – France 3 Cinéma –
Pictanovo – Elemiah – Charlie Films 2022

『プチ・二コラ パリがくれた幸せ』



フランスで50年以上愛される国民的児童書『プチ・ニコラ』と原作者2人による誕生の物語を映画化した繊細なアニメ作品。

やんちゃなニコラと仲間が繰り広げるおかしな学園生活や暮らしは、楽しく喜びがいっぱい。それらと交互に描かれる親友同士の原作者それぞれの悲しい過去を知ると、物語にこめられた優しさと幸せの深さが伝わってくる。

ノスタルジックな映像に合うご機嫌なシャンソンも美しい。

story:パリの小さなアトリエで、イラストレーターのジャン=ジャック・サンペと作家のルネ・ゴシニは、ニコラという少年のキャラクターを創り出す。いたずら好きなニコラがクラスメイト達と織り成す愉快な日々を描きながら、2人は固い絆で結ばれていく。
監督:アマンディーヌ・フルドン、バンジャマン・マスブル/原作:ルネ・ゴシニ、ジャン=ジャック・サンペ/配給:オープンセサミ、フルモテルモ/公開:6月9日より、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー

© 2022 Onyx Films – Bidibul Productions – Rectangle Productions –
Chapter 2
text_YUKO KANEKO, HAZUKI TOGO
web edit_KAREN MIYAZAKI[SWEETWEB]
※記事の内容はsweet2023年6月号のものになります
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