11月23日に公開する待望の続編『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』に出演するGACKTさん、二階堂ふみさんと新キャストとして加わった杏さんがスウィートウェブに初登場。

 

前作で日本アカデミー賞最多12部門で優秀賞を受賞された時のエピソードや撮影中のエピソード、劇中での気になるあのシーンの裏話を語って頂きました!

 

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―前作の『翔んで埼玉』は日本アカデミー賞をはじめ、数々の賞を受賞される作品となりましたが、周囲からの反響はいかがでしたか?

GACKT:あれはね……ダメですよ(笑)。アカデミー賞の歴史を汚した一作です。ダメですよ、あんなことしちゃ(笑)。

二階堂:本当にあってはならないことが起きましたよね(笑)。でもそういう風に思いつつもアカデミー賞の直後にコロナ禍に入ってしまったので私たちがこの作品(『翔んで埼玉』)を作る意味を考えさせられましたし、やはり今の時代には「突き抜けた笑い」が必要なんじゃないかなと思いました。

それに、アカデミー賞に(翔んで埼玉チーム)みんなで参加した時にすごく楽しかったんです。円卓を囲んで、監督が「いい?この映画は最優秀賞は取らない、というか取っちゃダメだからね!(笑)」って。翔んで埼玉チームだけ参加するカラーが違ってました(笑)。

なのにいざ始まってみたら監督が最優秀賞を受賞されて、みんなで「え! 言ってたことと違うじゃん!」って楽しく会話をしながらお祝いできたのも頑張ったご褒美だったのかな、という感覚でした。

GACKT:全く賞を取る予感はしてなかったです。本当に。でもふみちゃんが言ったようにボクもアカデミー賞のことはすごく印象に残っています。他の作品の方たちは誰かの名前が呼ばれると、すごく盛り上がるんですよ。

ボクたちのチームは名前が呼ばれた瞬間に「うわ、ダメだろ……。」っていう別の角度の盛り上がりがありました(笑)。

ジャケット、中に着たインナー(共にHARAJUKU VILLAGE)、その他は全てスタイリスト私物

―アカデミー賞の会場にいたお2人だからこそ、感じられた空気感があったのですね(笑)。杏さんは今回の二作目からの参加でしたが、一作目の盛り上がり方をどういう風に見ていらっしゃいましたか?また、ご自身が参加されると決まった時はどんな心境でしたか?

杏:いや~武内監督節が炸裂している作品だなと(笑)。以前監督とは月9ドラマでご一緒させていただいていたので、いつかまたご一緒できたらなと思っていたので純粋に嬉しい気持ちです。ただまさかこの作品とは思ってもいなかったです(笑)。

前作を見たときはこうやって言語化することで、確かにこういうことが日常にあったなと気づかされることが多かったです。私は出身が東京なので少し言いづらい部分もありますが……(笑)。こんな思いをしてたのか…というのが極限まで誇張されているというのが本当に面白かったです。

―撮影中の現場での雰囲気はどうでしたか?

GACKT:ボクたち、『翔んで埼玉』の撮影現場はかなりシリアスです。みんな真面目にやっていて、だから何が正解かわからないまま進んでいきます。監督から真面目にやってほしい、シリアスにやってほしいって常に言われていたので。だからこそ監督の笑い声が聞こえてくると『あ、大丈夫なんだ』って安心を感じるという。

杏:たまに本番中にシーバーから笑い声が聞こえてきちゃったりしていましたよね(笑)。

二階堂:監督が怒られてました(笑)。

―杏さんは出来上がっている世界観に入っていくことに緊張感はありましたか?

杏:私が演じた桔梗 魁という役は原作にはないキャラクターだったので、どうにかして魔夜先生にお電話を繋いでいただいて、大丈夫でしょうか?と確認をすると『大河ドラマに出ているような気持ちで全力でやってください』と温かく言っていただいたので、じゃあ全力で真剣に頑張ろうという気持ちでしたね。

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―それぞれのキャラクターの印象はいかがでしたか?

二階堂:GACKTさんと杏さんのシーンを見ていて、本当に魔夜先生の原作の続きのような感覚でした。杏さんはもうオスカルにぴったりでかっこいいし、GACKTさんとの甘美な世界観が美しいからこそ面白いんだなという感じでした。

GACKT:ボクは一作目から麻実 麗というキャラクターをイメージした時に最初から『パタリロ!』に出てくるバンコランだったので、そこを起源に武内監督と崩していくという作業でした。崩されたものをもう一度戻して、その作業の流れをずっと続けていましたね。

―杏さんと一緒のシーンではいかがでしたか?

GACKT:とにかくもう一緒に走るシーンが多くて、『息が荒い感じで走ってください』って言われてそのシーンを撮ってカットの声がかかると杏ちゃんは普通の顔をして戻っていくんですよ(笑)。ボクだけ息が荒くてそれにものすごく違和感を覚えながら何回も何回も走ってました。

杏:あのシーン夏に撮らなくてよかったですよね……(笑)。革のブーツに首には装飾という装飾がたくさんついている衣装だったので、夏に撮っていたら大変だったと思います。

―杏さんから見たお2人の役どころはいかがでしたか?

杏:こんなに体現できる2人はいるのかっていうほどの完成度です。今作の『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』では関西の力を借りてさらにパワーアップしていました(笑)。

粉に毒されるシーンがありましたが、あそこのシーンは実際に何か口に入れていましたか(笑)? すごくしゃくれていたじゃないですか?

GACKT:現場でしゃくれていたんですよ…(笑)。

二階堂:あのシーンはあえて聞かない方がいいかなって思っていたんですけど、現場でしゃくれようってなったんですか?

GACKT:最初にリハーサルした時にどういう風にすればいいか迷っていて、監督にイメージは竹内力さんでいいですか?って聞いて。

杏:なるほど!(笑) 加工しているのかなっていうくらい顔が変形してたので気になっていたんです。

GACKT:あることによってみんな関西弁を話すようになってしまうというシーンだったけど、誰も関西出身じゃないからまともな関西弁を話せる人がいなくて、でも大事なのはまともな関西弁を話すことじゃなくて、みんながそれぞれ思う関西弁のイメージで話すことなんじゃないかって話をしてできたシーンなんですよ。

杏:じゃあ関西の方が聞いたらちょっともやっとするかもしれないってことですね。

GACKT:そうそう。

二階堂:あるものによって潜在意識を引き出されているってことですね。本当にあるものが恐ろしいなって気持ちになるシーンですよね(笑)。

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―どれもいい意味で濃くて印象深いシーンばかりですが、印象に残っている台詞はありますか?

二階堂:「知らんけど」ですね(笑)。

GACKT:その「知らんけど」が、誰も決まらない。本当に決まらない……。ボクが印象に残ったのは、杏ちゃんと一緒のシーンで関西弁の先生がいて、ドハマりしちゃったシーンがあったよね?

杏:『いくで~』ですかね?

GACKT:そうそう。そのシーンで先生が毎回毎回直しに来るんだけど、その先生もわかんなくなってるわけ。そこは『いくで~』でお願いしますって。あそこは、杏ちゃんが間違っていたんじゃなくて、先生が聞きすぎてバグっちゃってたんだと思う(笑)。

杏:勢いで叫ぶと直してもらった言葉も飛んじゃったりしたので、横にいる堀田真由さんとくっきー!さんは滋賀弁のネイティブなので『今のいけてました!』とか『いけてませんでした!』とか教えてくれていました(笑)。

GACKT:先生が直しにくる度に、ボクの隣でくっきー!さんが小声で『あってるけどな』っていうんですよ。みんなバグってた(笑)。

杏:くっきー!さんとGACKTさんのやりとりも相当面白かったです(笑)。

GACKT:くっきー!さんすっごく面白くって、すごい真面目な顔してやっているのに、武内監督が『くっきー!さんもうちょっと真面目にやってもらえます?』って(笑)。それに対して、『あ、わ、わかりました』ってそれでどんどんカチコチになっちゃってた(笑)。

杏:確かに、真面目にやられてましたよね(笑)。

―もし今後3が出るとしたらどこの都道府県が参戦すると思いますか?

二階堂:どこですかね……。

杏:でも残るは南か北か、海外かな? 監督がイタリアでの評判がすごく良かったって仰っていたので、通ずる何かがあるのかなと。普段からヨーロッパの国々はナチュラルにディスりあっていて、それが笑いになっていたりもすると思うので(笑)。

昔は小さい国同士が今はある程度形が整って県境や、国境になっているのは意外と共通しているかなって思うので、見てみたい気持ちはあります(笑)。

知らないとすごく勉強になりますよね。関西の知らない面をこんなことあるの⁉みたいな。すごい面白かったから、九州だったり、東北もいろんな歴史があるでしょうし、お互いの隣の県に思うことがきっとあったりとか、そういう地方あるあるは知りたいなって思います。

二階堂:東北は台詞が大変そうですよね(笑)。

GACKT:3はないですね。

二階堂:是非よろしくお願いします(笑)。

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締め切り:2023年12月24日

翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~

story:「埼玉県人にはそこらへんの草でも食わせておけ!」「埼玉なんて言ってるだけで口が埼玉になるわ!」といった数々の埼玉ディスを連発するも埼玉の寛容さに助けられ、まさかの大ヒット!空前の埼玉ブームを巻き起こした『翔んで埼玉』がこの秋、再びスクリーンで壮大な茶番劇を繰り広げる!
東京都民からひどい迫害を受けていた埼玉県人は、麻実麗率いる埼玉解放戦線の活躍により、通行手形を撤廃し自由と平和を手に入れた。日本埼玉化計画を推し進める麗は、埼玉県人の心を一つにするため、越谷に海を作ることを計画する。白浜の美しい砂を求め、未開の地・和歌山へと向かうのだが・・・関西にも存在する“超・地域格差”に“通行手形制度”!そして、恐るべき大阪の陰謀はやがて日本全土を巻き込む東西対決へと展開していくのだった!

出演:GACKT、二階堂ふみ、杏、加藤諒、益若つばさ、堀田真由、くっきー!(野性爆弾)、高橋メアリージュン

監督:武内英樹、原作:魔夜峰央「このマンガがすごい!comics翔んで埼玉」(宝島社)、脚本:徳永友一、音楽:Face 2 FAKE、主題歌:はなわ「ニュー咲きほこれ埼玉」(ビクターエンタテインメント)

©2023映画「翔んで埼玉」製作委員会