アリサが愛してやまないsweetのカバーガールを務めるにあたり、「何を思ったか」を聞いてみちゃいました。また、sweetモデルになってから一番の思い出は?という質問には……⁉。アリサファン必見インタビュー。

自分の好きな世界観だからこそ表現できないのは悔しい

八木アリサ
アリサの初登場は2022年2月号。あれから1年ちょっとでカバーガールへ躍進。

「最初、“初表紙の可能性あるかも”という言われ方だったんです(笑)。そわそわしつつ、次に“ありそうだよ”と聞き、じわりじわりと現実味が帯びた上での決定でした。決定の瞬間はやっぱり幸せだったけれど、緊張し過ぎて昨日は頭が痛かったです。なんだろう?こんなに緊張することってあるんだと自分でも初めての経験でした。

きっと自分が好きな世界観のど真ん中だからこそ、表現できなかったら悔し過ぎるというプレッシャーがあったからだと思います。勝手に自分を追い詰めていたみたいですが、それでも今日が訪れるのが楽しみで仕方なかった。

こうした月刊のファッション誌の表紙を務めさせていただくのも、ちょっと久しぶりだったので、『私って、どうやってスイッチを入れていたっけ?』とカバー撮影に向けての調整の仕方にも戸惑いました。本当は『わーい!』とキャピりたかったけど、決まってすぐに集中モードにサッと切り替わっちゃって。撮影日から逆さんして何をすべきか?しか考えられなかった。もうちょい喜びを噛みしめればよかった(笑)」

八木アリサ
モデルとして慣れ親しんだ場所から新たな環境へと舵を切ったときに目標に掲げていたことがある。それが、“sweetの表紙を飾ること”だったという。

「私、ずっと言ってたんですよ。もうマネージャーさんの耳が腐るぐらい『sweetの表紙を絶対にやる!』って。環境が変わってすぐ、大好きな雑誌で仕事をすること、継続して声をかけていただけるようになること、その先には表紙を見据えて。だから1年以上念を飛ばしてました(笑)。

何か目標を立てるとき、私の場合はあまりに先のことだと何をしたいのか全然イメージが湧かないんですね。その分、1、2年くらいの近い未来についての目標はいつも明確にあります。それが叶う、叶わないを気にせず、そばで支えてくれるスタッフさんには共有してするんです。自分の中だけで収める人もいると思うけど、人生短いんで、のんびりしていられない。目標を共有して、スタッフさんの助けを借りて、有言実行を目指すのが私のスタイル。意思があるのに伝わらないままだと、『やる気がないのかな?』と勘違いされるかもしれないので、欲まみれぐらいのほうがいいのかなって」
八木アリサ
レギュラーモデルとして活躍する中で、一番の思い出を聞いてみると、今年、初参加となった「sweet collection 2023」を挙げた。

「実は、上京してから初めて見たファッションショーが“sweet collection”だったんです。私も、カバーガールの方たちがとびっきりの衣装を着て、ランウェイを闊歩する姿にワクワクしてきたひとり。ブランコに乗ってる!なんか踊ってる!と、枠からはみ出した大胆な演出が大好きで、今年、初出演させていただくにあたって打ち合わせから楽しみにしていました。

まず、『何をしたいですか?』と聞いていただいたときに、私は『どんな選択肢があるか分からなくて……』と伝えると、『本当に何でも大丈夫!』という懐の深さ。本当に何でもいいのであれば、憧れてやまないステージでのランウェイを歩きたいとリクエストしました。ところが、歩くだけかと思いきや踊らせていただけることになって、振り付けの練習までして(笑)。当時はカバーガールの経験もないのに、憧れていたシーンそのままを実現していただき、しかもトリまで務めさせてもらって。これは一体どういうことだろう?と夢のような日を過ごしました。私のファンのみんなも、タグづけでストーリーを上げてくれて、過去一番のメンション数。私が好きだと思うモノを、ファンのみんなも好きだと思ってくれているのが肌で感じられて、これからも好きを発信していこうと背中を押されるステージでした」