Maddie Phillips
マディー・フィリップス

インタビュー
1994年9月6日、バンクーバー生まれ。2013年にスクリーン・デビュー。2020年のNetflixシリーズ「めちゃくちゃ恋するハンターズ」で主演を務め注目を浴びる。


Amazon Prime Videoで独占配信の人気ドラマ『ザ・ボーイズ』。企業に牛耳られたスーパーヒーローが活躍する世界を舞台に、ヒーロー達と彼らを軽蔑する非能力者グループの戦いを描いたシリーズだ。

このシリーズのスピンオフとなる『ジェン・ブイ』は、ヒーローを養成する大学を舞台にした、ティーンが主人公。ティーンの青春がテーマのひとつだけに、『ザ・ボーイズ』よりもすんなり好きになる人が続出中。大学で一番の人気者女子ケイトを演じているマディ・フィリップスも「この作品は独自のモノだから」という。

「『ザ・ボーイズ』を観ていない人でも、この作品世界を楽しめるように工夫されているのが特徴。主要な登場人物は全部新しいキャラクターだし、演じている私が驚くほど丁寧に描かれているから本当に楽しいのよ。もちろん、『ザ・ボーイズ』を観たことがある人なら、そこかしこに仕掛けられた作品のクロスオーバーに興味を持ってくれると思うけど、この作品から始めても大丈夫よ」

彼女が演じたケイトは、人の手に触れるだけで、その人の心を操ることができる力を持っている。おまけに、大学で一番人気の男子のガールフレンド。自信家になるのもごもっともな設定。

「なんでもお見通しで、観察力も鋭く、演じていてとても楽しいキャラクター。だって触れた人に自分が望むことをなんでもさせることができるんだもの。でも、彼女は普段、その力を無意識に使わないように手袋をしてるし、他の人には見せない部分もたくさん持っていてミステリアスな存在でもある。一見すると、学園モノにありがちな“学園いちのイケメンの彼女で超人気者” だけど、必ずしもそれだけじゃないってのが魅力ね」

青春ドラマ的な要素にプラスして、『ザ・ボーイズ』の持つダークな世界観。この手のジャンルが好きなら確実にはまる作品だが、それはキャストも同様だった。

「現場では私達キャストがみんな楽しんでいたのよ。みんなそれぞれが美しく輝いているの。アクションもできて、ドラマもできて、面白くて……これら全部できる徘優の仕事なんて、そうそうない。この作品が素晴らしいのは、そのような全ての分野で本当によくまとまっていること。若手俳優として、それは願ってもない最大の幸せのようなものだと思うのよ」
インタビュー

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『ジェン・ブイ』
story: アメリカで唯一のスーパーヒーローのための大学。キャンパスの人気者で3年生のケイト(M・フィリップス)は、新入生のマリー(J・シンクレア) が起こした事件をきっかけに、学校の秘密を探り始めることに。

監督:ネルソン・クラッグ ほか/出演:ジャズ・シンクレア、チャンス・パードモ、マディ・フィリップス、パトリック・シュワルツェネッガー ほか/配信:Amazon Prime Video にて独占配信中
@ Amazon Studios