――学校イチのさわやか王子でありながら、実は口の悪いウラオモテ男子・オミくんこと近江 章(おうみ・あきら)を演じる宮世さん、オミくんと自分自身が似ているなと感じる部分はありますか……?
宮世:オミくんと似てるところはないんですが、共感はできます。高校1年生ならではの悩みや初々しさがそのまま詰まっているので。素直になれなかったりっていうのは、あの年代ならではなのかなと思います。そこから経験を経て、自分の思ったことをちゃんと言葉にして、そこは言い過ぎちゃダメだなみたいなことをちゃんと理解していって、人として成長していくっていう段階をヒューマンドラマとして描いている作品でもあるので、ラブ要素だけじゃなく人の成長や人との関わり方っていうことに向き合えるんじゃないかなって思います。
――綱さん演じる高城礼雄(たかぎ・れお)は一途なタイプだと思いますが、自分自身と似てるなと感じる部分はありますか?
綱:似てるなって思うところですか……割と一途 というか好きになったらちゃんとアタックするっていうのは一緒かも。アタックの方法が礼雄はみんなにバレバレっていうかすんごいド直球ですけど、俺もそういう方ができたら、きっと想いは伝えるので。
――ストレートに?
綱:割とストレートにも伝えちゃうので、そういう部分は似てるかなって思いました。
――胸キュンシーンも盛りだくさんの作品ですが、演じていて特にドキッとしたシーンは?
宮世:ドキッとしたシーン……。エリーの空回りするところが可愛いなと。そういう純粋さがいいと思いました。
綱:分かる分かる。
宮世:そういう一面ってキュンとしない?
綱:するっ。
宮世:なんかいいなって思います。
――綱さんがお2人を見ていて印象に残った胸キュンシーンは?
綱:ジャージキスや恋愛シーンはやっぱりキュンとしますね。オミくんがエリーに近づいてからちょっとニコってするシーンがあって、そこの表情がめっちゃよくて、普通にかっこよくて。単純な動きじゃなくて一瞬止まってニッてしてからみたいな。あれは完璧でしたね。
――それは絶対に見たくなりますね。そんな風に言われていかがですか?
宮世:そこはもう計算です!
一同:(笑)
宮世:それはもうちゃんと計算していかないと。ああいうシーンって、しっかりと丁寧に撮っていくんです。アングルや展開にこだわって確認を重ねて演じさせてもらったので、キュンキュンしてくれる方は多いんじゃないかなと思います。
――しっかり計算して妄想シーンや胸キュンシーンが作られていると。
宮世:そうです。作品を見て僕が思ったのは、リアルじゃなくてもいいんじゃないかなと、非現実だからこそお客さんがキュンキュンしてくれると思ったので『こんなシチュエーション夢!』って思ってもらえたらいいなって思って振り切って演じさせていただきました。
――妄想というワードも出たところで、ヒロインのエリーは妄想することが大好きですが、最近、お2人が妄想したことがあれば具体的に教えてください!
綱:具体的にですか……。
宮世:将来のことをすごく考えちゃいます。自分はここまでにはこうなってみたいな未来予想図。それをモチベにして今がある、みたいな感覚ですね。
――しっかりしてますね! 何年先ぐらいまであるんですか?
宮世:とりあえず30歳くらいまでの人生プランは考えています。
――例えばどんなことを考えていますか?
宮世:25歳までにはアーティストとして大きな舞台で歌って踊りたいなっていうのもありますし。監督業にも挑戦したいですし、それまでにいろいろ頑張っていきたいです。
――綱さんはどんな妄想しますか?
綱:別に全く暗い話とかではなく、親が死んじゃったらどうしようとか考えちゃいますね。家族のことがすごく好きなので、僕がもっと年をとったとき親は亡くなってしまっているかもしれないみたいな。そのとき1人で生きていけるのかなとか、妹と 2人で頑張るのかなとか、そういう妄想はしちゃうかも。
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