女性用風俗店のセラピストをテーマにしたドラマが地上波で登場するなど、女性向けの性サービスの認知度も高まってきました。興味はあるけれど、どんな店があるのか、また自分が利用していいのか迷っている人もいるかも。そこで、続々と新店舗もオープンして進化を遂げている「女風(じょふう)」について、様々な疑問にお答えします。

女性用風俗店って何?

女性用風俗ってどういったもの?

A.性的なニーズに応える店舗のこと。ライトな添い寝店舗もあります。

女性を接客する店の代表格といえばホストクラブですが、ここでは「女性用風俗=女風」と一般的に言われる性的なリクエストに対応してもらえるサービスをご紹介します。

現状では店舗のない出張型のサービスが基本となっており、これが男性用風俗との大きな違いです。

①性感マッサージ

男性セラピストによるマッサージと性的な施術を行う店舗形態です。

女性向け風俗店で最も一般的なタイプで、女性の家に来てもらったり、ホテルに待ち合わせて施術してもらいます。

指圧やアロマオイル、パウダーを使ったマッサージなど、体を丁寧にほぐしてリラックスしてから、性感マッサージに移行することが特徴です。

「指圧、パウダーマッサージ、オイルマッサージ、ハグ、キス、全身リップ(全身を舐める)、指入れ、胸への愛撫、クンニ、フェラ」などのサービスがあります。

②出張ホスト・レンタル彼氏

男性とデートを楽しむことが基本で、性的なサービスのある店舗もあります

性サービスの有無は「風俗営業の届出」を出しているかどうかによります。営業の届出があれば性風俗店という分類となるために、性的な行為も可能となります。

なお、明確な区分があるわけではありませんが、出張ホストはホストのようなカッコいい男性とお酒を一緒に飲んだりするサービスを、レンタル彼氏の場合には、爽やかイケメン男性を揃えている場合が多いでしょう。

店舗によってはサービスを「出張ホストコード、レンタル彼氏コース、女性用風俗コース」と分けて、「女性用風俗」のみ性的サービスを行うという区分を行っていることもあります。

③癒しだけほしい!それなら添い寝を♡

性的サービスにはまだためらいがある……それなら、男性キャストに甘えながら、ただベッドで添い寝してもらうサービスの店舗がおすすめです。

ハグだけでキスNGなど、店舗によりルールもさまざまですので、詳細は確認を。なお、性的なサービスを行わないスタッフを女風用語でキャストと呼んでいます。

④カウンセリング・セラピーで癒される

体の接触ではなく、心で癒されたい人には、男女や夫婦関係・性にまつわる悩みなどが相談できるカウンセリングを受けてみては?

対応してくれるのは、セラピストやキャストなど性のプロが中心で、友人には言えないような恥ずかしいことも、他人だからこそ相談できます。

法律的には問題はないの?

大切に扱って気持ちよくしてもらいたい

A.性的なサービスを行えるのは風営法で認められたお店です。

自分の安全のためにも、ちょっと法律的なことを知っておきましょう。

性的なサービスが行える店舗も、店舗で会話を楽しむホストクラブも、実は同様に「風営法」で定められたもの。

何が違うのかと言えば、同じ法律の中でも「風俗営業」「性風俗特殊営業」という2つに分類されているということです。

前者は「スナック、クラブ、キャバクラ、パチンコ、ゲームセンター」などがあり、ホストクラブは風俗営業のお店ということ。

性接待を行うお店は「性風俗特殊営業」に該当し、さらに店舗があるもの、ないもので分かれます。

女性用の性接待を行う風俗店は、今のところ店舗がない出張型のものが中心であり、法律では「デリバリーヘルス」に分類されるものが中心です。

挿入されてしまう心配はないの?

体のことなので心配……

A.法律で本番行為は禁止されています。

女性向け風俗はサイトで検索することが一般的かもしれませんが、興味をもったお店が風俗店として営業の申請を行っていることは「必須」で確認してください。

ちなみに、風俗という言葉は性接待とは関係ない言葉ですが、今では一般的に女風=性接待のニュアンスを含んだものというイメージで使われています。

SNSなどで見かける個人セラピストは、風営法に定めららた申請を行わずに活動している場合が多く、トラブルになる可能性も

店への信頼度は「営業の申請、性病検査、料金体系が整っている」ことをまずはチェック。口コミやセラピストの自己紹介も参考にしてみましょう。

非粘膜接触の女性用風俗って?

素敵な人に丁寧に愛撫されてみたい

A.口と性器の直接的な触れ合いがない、人気のサービスです。

性感マッサージを受けたいけれど、性病が心配ということで人気急上昇中の形態です。

口と性器の粘膜は触れ合わない、つまりキス・クンニ・フェラはしないというサービスです。女性器への愛撫は、舌を使わず指を使って行います。

店舗によっては、口を使わない、口は使うけれど女性器には触れないなど、サービス内容も細かく異なります。

また、キスやクンニもしてもらいたいという場合、店によっては「ゴム手袋、フィンドム(指サック)、デンタルダム(女性器に密着させるシート)」などの道具を使って粘膜に触れずに触れてくれるサービスもあります。

詳しくは店の案内を確認して、疑問点は問い合わせてみましょう。

男性経験がないので不安です

始めての喜び、セカンドバージンでも!

A.体と心を溶かす、プロの力を借りてみても!

これまで行為がうまくできなかった人であっても、セラピストが丁寧に癒しながら触れてくれることで、自然に体を開くことができるかもしれません。

初めてできた彼氏との経験の前に、少しだけ触れ合う方法を知りたいという人が、学びにくることもあるのだとか。

男性と触れ合うことが極端に恥ずかしかったり、男性との接触が苦手すぎて心配だという方もいるかもしれません。

そんな時におすすめなのは「レズビアン女性向けデリヘル」です。

「レズビアンじゃなくていいの?」と心配になりますが、女性に愛撫してもらいたいとか、女性ならではの性的な快感を開発したいという人からの利用も多いのだそう。

肉体的な接触だけでは、性的な快感を得ることは難しいもの。セラピストたちは、体も心をほぐすことに長けていて、未経験の方を優しく育ててくれるというわけです。

パートナーに、バレないか心配

スマホを見る女性

A.携帯・スマホの履歴に注意しましょう。

一般的に女性のささいな変化に男性は気づきにくいもの。

店舗サイドへ彼や夫からクレームが入るケースはほとんどなく、たまにあったとしても携帯・スマホで運悪くメールのやり取りが見られてしまった場合がほとんどだそう。

なお、予約の際にSNSと紐づけされたメールアドレスで予約してしまい、個人情報が漏洩してしまう事例があるそうです。個人情報の取り扱いがしっかりしている店を選びましょう。

彼女でもないのに優しくされていいのかな?

カップル気分でデート&キス

A.女性を喜ばせることがお仕事。安心して任せてください。

セラピストのモチベーションは、仕事の手応え。女性が癒されて溶けていく様子を眺めたり、気持ちよさそうな顔をみることで、成果を実感するのだとか。

初めて会う人に体を預けるのはドキドキしますが、優しい言葉や触れ合いに対して、素直に反応することで、「喜んでいること」が伝わるはず。

「女性を幸せにしたいから」施術を続けているというセラピストも多いのだそうです。

まとめ。要望や不安なことがあればお店に相談してみましょう!

女性用風俗はこの数年で店舗数も増えてサービスも細分化してきましたので、自分の要望にあったお店に出会えるかもしれません。

また、外で待ち合わせをして、会話をしてからふたりきりになるという流れが一般的ですので、気が合わないのに無理に接客してもらう必要はありません。

お店にキャンセル時のルールも確認しておくこと。そして、当日はおしゃれしてデートする時間を存分に楽しんでください!