紗栄子とKENJI

S:賢ちゃんが作るメイクの特徴って、私が考えるにまずはまつ毛なんだけど、驚くほどに緻密。セパレート感とかカール感にほぼ命を注いでるような感じ。
K:分かっちゃうのスゴイ。
S:あと、ヘアにもメイクにも遊び心があるところも好きだよ。ひとまずトライして、間違ってたら消してやり直せばいい、ぐらいに軽やかに楽しんでる。
K:いやホントにその通りで、遊びがあってちょっと抜けてる顔のほうが、メイクしましたっていう顔よりも断然好きなんです。メイクを主役にしたくない派なので、人となりに溶け込んでいるのがベスト。
S:なるほどね。だから私、自分で作る顔よりも、賢ちゃんが作ってくれた顔のほうが自分っぽい気がするんだね。
K:メイク印象、薄めですし。そんな私のメイクページなんて、大丈夫でしょうか!
S:そういう新しさが新鮮で、求められてもいるはずだよ。ところで私、大人のメイクについてモデルの立場から思うんだけど、コンディション作りがものすごく大事だね。つまり、毎日のスキンケア。
K:間違いないです。紗栄子さんの肌に触れるたびに、土台作りを極めていること、ホント伝わります。花粉やアレルギーで荒れがちなときも、パーフェクトな状態にまで持ってくるの、素晴らし過ぎる。
S:誌面の仕上がりはモデルで左右されるところもあるから、自分でできるメンテナンスはインナービューティも含めて頑張ろうって思ってる。メイクが欠点を隠すためじゃなくて、魅力をさらに輝かせるため、っていうところからスタートできたらいいよね。
K:めっちゃ分かります。ベースメイクの厚塗りが回避できますし。

S:あ、あともうひとつ、賢ちゃんの好きなところ、あった!
K:もう充分満たされましたがwww
S:私ね、そこそこキャリアが長いから、ヘア&メイクさんが気を使って「どんな仕上がりにしますか?」って聞いてくださるの。でも、そこは自分で考えてほしいなっていうのが実は本音だったりして。賢ちゃんにはね、1回も聞かれたことがない!
K:確かに。聞いたことない。
S:私の意見は気にしない。そのくらい努力して学び続けてるから、やりたいことが真っ直ぐで明確なんだよね。だから、クリエイションに絶大な信頼感がある。メイクルームで鏡の前に座っていれば大丈夫だって、いつも思ってる。これからもよろしくね♡