最後にシェフとダニエルさんにキッチンでお話を聞きました。

KUMA CANTINA 店長とシェフ

 

「日本でこれまで9店舗のメキシコ料理屋で働きましたが、どこでも本当にやりたいことが出来なかったんです。どれも僕にとってオーセンティックじゃなかった。

 

メキシコ料理屋は増えてきているけど、タコスは日本でいうおにぎりのようなもの。

作ること自体は難しくないから、知らない人が学びもしないでやっているお店も少なくない。

メキシコ料理に注目が集まるのは嬉しいし、そういう料理屋さんが増えていくことも良いことだけど、日本料理がおにぎり、お寿司、ラーメン、どんぶりだけで説明が出来ないのと同じように、メキシコ料理にも色々な料理があり、色々なフレーバー、食感、香り、スパイスの複雑性もあります。

 

本当はメキシコ料理は、日本料理やフレンチと同じくらい複雑ですが、それを伝えられるレストランは、まだ日本にはないと思います。

 

でも、KUMA CANTINAではそれが出来る。だから、もし“本物のメキシコ料理”に興味をもったら、是非KUMA CANTINAに遊び来てほしいです!」とシェフ。

KUMA CANTINA シェフ

 

 「KUMA CANTINAの料理は、どこかの真似をしたり、何か人気のものをそのまま持ってきたり、そういうことではありません。他の店が何をやっていて何を出しているかも気にしません。

メキシコ料理とは何かがわかっていて、メキシコ料理のテクニックも持っている私たちは、新鮮な食材をメキシコ料理に変えられる。

自分たちが食べたい、美味しい、好きだ、と思う料理を提供しています。

メキシコ料理は少しずつ日本でも興味を持たれるようになってきていると思いますが、それがタコス以上のものになるにはまだ少し時間がかかるかもしれません、

でもここでは、新鮮で思い出に残る、皆さんが食べたことのないメキシコ料理を提供しています。

是非、興味を持ったらお店に遊びに来てください♪」とダニエルさん。

お二人のメキシコ料理への熱いパッションを感じました!