――「がんばっていきまっしょい」という言葉。思わず口に出して言いたくなる言葉で素敵だなと感じました。鬼頭さんが最近「ちょっと気合を入れたいな!」と思ったのはどんな時ですか?

写真集の撮影が5月くらいにあったんですけど、撮影に入る前まではちょっと食べすぎないように「がんばっていきまっしょい」と思ってました!が、結果あまり頑張れなかったです(笑)。

でも、ありのままの自分を見せられたと思うので、それはそれでよかったかな!

 

――声だけで演じるというのは、すごく難しいことだと思いますし、声優の方々の凄さを作品を観るたびに感じるのですが、声優というお仕事をされていて一番辛かったこと、逆に声優でよかったと感じた瞬間など教えてください。

コロナ禍でしばらく分散収録が続いていたとき、共演者の方々と一緒に掛け合いができなくて、それこそ本作のダッコとイモッチみたいに掛け合いじゃないと生まれないテンポ感だったりとか、会話の感じを表現するのが難しくて…。アフレコというか、お芝居の楽しさみたいなのがあんまり感じられなくて、その時はすごく辛かったです。

逆に共演者の皆さんと一緒にアフレコをすると、1つのものをみんなで作り上げている実感が湧きますし、掛け合いが上手くいった時はとても楽しいです。さらに色んな作品に携わっていけるようにもっと頑張ろう!って思います。

本作もそうですが、こういった素晴らしい作品に出会って、自分だけの人生だったら経験できないような経験を、キャラクターを通して疑似体験できることが、1番このお仕事をやっていてよかったなって思える瞬間です。

 

――sweetは28歳の女性をターゲットにした媒体で、30歳になることに不安を感じている読者も少なくないと思うのですが、鬼頭さんは30歳を目前になにか心境の変化だったり、将来のことだったり考えていることはありますか?

私も正直30歳になるのが怖いな、不安だなと思うこともあります。でもだからこそ、20代の自分を形として残しておきたいと思って写真集を作ったり、本当に悔いのないように残りの20代をやりきりたいと思って生きてます。

20代が本当にすごく楽しかったので、このままの調子で30代になっても「30代楽しかったな!」って終われるように過ごしたいです。

鬼頭明里