【齋藤飛鳥】推しの子・アイは「不器用なところがあるからすんなり演じられたのかも」【sweet独占インタビュー】
-作品を作っていくなかで苦労したことはありますか?
えー、そうだな。あんなに大きいコンテンツに自分が関わって、アイをやるっていう、精神的なプレッシャーみたいなのはもちろんありました。私はオファーをいただいてから初めて作品を見たんですけど、他の出演者やスタッフさんとかは、みんな原作を追っかけて見ていたり、元から原作が大好きな人ばかりで、作品に対する愛がすごい。それぞれのみんなの中にある【推しの子】、みんなの中でのアイっていうのが制作時にもしっかりあったので、そこと自分の演じるアイをすり合わせていく過程はちょっぴり苦労したかもしれないです。
-大変でしたね。けど、飛鳥ちゃんだからこそ一歩引いて俯瞰で見て演じるというか、フラットにできたんじゃない?
そうですね。演じるからといって、すごい深掘りして原作を見てやるよりは、私の場合、今回はこのぐらいの距離感でやる方が演じやすかったかもしれません。
-ここは注目して観てほしい!っていうところはありますか?
注目か……なんだろうな。アイちゃんはすごい特別で完璧なアイドルだと思うけど、ドラマ&映画化で生身の人間が演じるにあたって、どちらかというと実はアイちゃんが隠し持ってる人間味のあるところとか、ちょっと不器用だったり、ちょっと臆病だったりするようなところを大事に演じてほしいっていうことも言われていたので、ただ原作をそのままコピーするんじゃなく、人間がやる意味がちゃんとあった方がいいだろうなと思い演じました。なので、そこを感じてもらえたら嬉しいです。
-ふとしたときね、そういう表情しますよね。
はい、なんかちょっと暗い目をしてたり。それはアニメだと極端に描くしかないのかもしれないけど、人間がやるとなんかちょっと抱えているのかな?って、うっすら表現できる。そういう、アイが人間として動いているんだなっていうのが伝わってくれたらいいかなとは思いますね。
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PROFILE
齋藤飛鳥
1998年8月10日生まれ、東京都出身。2023年5月に東京ドームで行われたコンサートで乃木坂46を卒業。以降、映画、ドラマ、バラエティなど多方面で活躍中。