――佐倉さんってパワフルで明るい印象があったのですが、落ち込んだ時はどのように気持ちを奮い立たせて乗り越えているんでしょうか?

落ち込んだときはまず、「その落ち込んだ原因の所在を明確にする」という思考は必ず持つようにしています。
何が良くなかったのか、原因はどこにあるのかをきちんと整理して、原因が自分にあった場合はもちろん猛省します。そして二度と繰り返さないように、そもそもそれが起こってしまった経緯や、そのときの感情の流れを丁寧に振り返って自分の中で明確にして、もう二度とそういう自分にならないよう肝に銘じます。

ただ、責任の所在が自分ではないときもありますよね。考えても仕方ないような、ちょっと八つ当たりされちゃったな……みたいな落ち込みのときとか。「私が悪かったのかな?」と自責思考に陥ってしまうこともあるけれど、そんなときは「たぶん今ごろその人、そのことを忘れて別の誰かと楽しく喋っていたりするんだろうな」と冷静に考えて、気持ちを逃して、必要のない落ち込みから逃げるように、好きなもので自分を囲んだりもしますね。

それから「時間薬」って、私は本当に大きく存在すると思っていて。時間って誰にでも平等に流れているけれど、体感のスピードは人それぞれ全然違う。落ち込んでいるときは本当に体感時間がゆっくりに感じるので、「そういうものなんだ」と頭でちゃんと認識しておく。その上で、「じゃあ、この落ち込んでる時間の速度を早めてあげるには、どうしたらいいかな?」と思考を巡らせるようにして。好きなものに触れたり、気持ちを少しでも逃がす工夫をして対処するようにしています。

 

――最後にsweet読者へメッセージをお願いします!

今、アニメのイベントを開催しても、本当におしゃれな方たちが遊びに来てくれたり、普段だったら私こんな素敵な人に話しかけられないな、と思うような方が客席にいらっしゃったりして、アニメを観てくださる層が広がっているんだなと感じています。

『TO BE HERO X』という作品は、アニメーションの中でもかなり挑戦的な内容で、作風がころころと変化したり、それぞれのヒーローが主人公として描かれており、同じ世界を舞台にしているのに、登場人物たちの思想や行動が全然違っていて、それぞれが自分なりの立ち回りをしています。

私が演じたロリもその1人で、自分を取り巻く偏見に立ち向かいながら、強く、そして「ありのまま」で生きている女の子です。

日常生活や社会、人間関係の中で少し疲れたり迷ったりした時に、心を逃がせる場所として『TO BE HERO X』という作品が誰かの中にあったらいいなと思っています。

少しでもご興味を持っていただけたら、ぜひ一度この世界を覗いてみてください。

 


PRESENT

佐倉綾音さんの直筆サイン入りチェキを2名様にプレゼント!
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URL:https://ssl.tkj.jp/e/sweet-ayanesakura/
締め切り:8月3日