【髙地優吾】SixTONESのメンバーとは「同じ時期に作品に出ている人も多いので、切磋琢磨していきたい」【インタビュー】
──髙地さんが今回演じられる良介について、役作りで行ったことはありますか?
髙地:他の共演者さんとお会いするより前に、西田さんと1回台本の読み合わせをさせていただきました。そこで役のすり合わせをしていくうちに、西田さんが思い描いていた良介と、僕がやっている良介が良い感じに一致してきたように思います。「この感じで演じてくれれば全然大丈夫だよ」という言葉もいただいたので、自信をもって取り組むことができそうです。
──西田さんとの会話の中で、役への解釈が深まった部分も多いかと思います。改めて、髙地さんご自身の役への解釈や印象について、教えてください。
髙地:舞台なので、基本的に全部声に出すものではあるんですけど、「あ~俺ダメだ~」、「どうすればいいんだろう」とかそういうことを全部言葉にする人だなと思います(笑)。心の中に感情を押し込めるんじゃなくて、とにかく言っちゃう。そういうところが、ピュアで可愛らしい男の子ですね。“暗くてツイてない子”ではなくて、明るくて頑張り屋さんなんだけど、ツイてない。笑えるくらい可哀想っていうのが、台本を読んだ時点から印象的でした。
──なるほど。それでは、口から出る言葉のテンション感を調整することを意識されたりも……?
髙地:そうですね。ネガティブになりすぎないように意識しています。あんまり暗いと、お客さんが笑えないレベルで可哀想な子になってしまうので……(笑)。心配が勝つより「また良介がなんかやっちゃってるね」って軽くラフに観てもらえたらいいなと思っています。
──テンション感をはじめ、ほかに演じる上で意識していることや、苦労していることは何かありますか?
髙地:実は、自分のテンション感的には、良介の親友である直樹(演・森永悠希)に近いんです。良介とは似ているようで、似ていないので、陽キャになりすぎないように注意しています。ネガティブと陽キャの中間地点が、自分にとっては難しいです。
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PROFILE
YUGO KOCHI
髙地 優吾
神奈川県出身。2020年1月、SixTONESとして「Imitation Rain/D.D.」でCDデビュー。キャンプインストラクターや温泉ソムリエの資格を活かし、バラエティでも活躍中。近年では舞台『夏の夜の夢』(22年)、『星降る夜に出掛けよう』(23年)への出演に加え、『Come Blow Your Horn~ボクの独立宣言~』(24年)では演劇作品単独初主演を果たす。ドラマ『家政夫のミタゾノ』(20年)や『バベル九朔』(20年)、『特捜9』(22年)、『ムサシノ輪舞曲』(25年)などの映像作品にも出演するなど、俳優としての活躍も目覚ましい。