【サーヤ&令和ロマン・くるまが語る】話題のPrime Video恋愛番組『セフレと恋人の境界線』のリアルすぎる見どころ
「恋人未満の相手と一緒に観るのは怖い……」 恋愛観を暴く“リトマス試験紙”になるかも?!
――本編は短編映画ですが、恋愛考察バラエティとして分析しがいのある構成になっています。
サーヤ (恋愛相手として)狙っている人と一緒に観て、その人の価値観とかをあぶり出せまるよね。
くるま そういうふうに使われるとしたら、これを誰かと一緒に観るの、怖ぇ~(笑)!
サーヤ でしょ?でも本当にそういう使い方する人、出ると思うよ。一緒に観ていて「えー、これって最悪!」ってこっちが言っている時に、相手は意外と「そうでもない」っていうリアクションをとっていると、「えっ……」ってなるじゃん(笑)?
くるま こっちが嫌だと感じていることに対して、相手が「あー、この気持ちわかるわ~」って共感しちゃったりする時にね(笑)。「この番組を使って相手の価値観を確かめる」みたいなテストは、確実に全国で行われると思う!やばいね(笑)。
サーヤ そうした使い方をしてもらうと、この番組は“リトマス試験紙”になると思います。価値観としての“色”が本当にはっきり出るから!
くるま それでお互いが「合う」「合わない」っていうのが分かるんなら、ポジティブに進むと思うね。
サーヤ だからこの番組は、今後の関係性を確かめる最終手段にできると思う。
――この番組を観たことで、新たな発見があれば教えてください。
サーヤ 全3作共通なんですけど、ちゃんと言葉にして相手に伝えることができずに悩んでる人って多いよなぁって思いました。
くるま 僕は恋愛関係に限らず、どちらかというと何においても喋りすぎちゃう側の人だから、「このくらい喋らなかったら、お洒落な雰囲気って出せるんだな」って思った。「お洒落な雰囲気づくりのためには、この文字数かぁ」って。“雰囲気カッコいい”を学べたね。
サーヤ 確かに“モテる所作”についての学びはいっぱいあったね(笑)。
――「セフレと恋人の境界線」というタイトルですが、その“境界線”はどこにあると考えますか?
くるま セフレって「私はセフレです」とはあまり言わないので、友達みたいな関係も含まれるので、あいまいですよね。一方で恋人は明確で、告白して「付き合ってください」と言って成立する。それが一番大きな境界線だと思いますね。
サーヤ セフレって多分、致し方なく「セフレ」って呼んでるだけなんだと思う。その絶妙な関係性を大きく括(くく)っちゃってるワードでしょ?でも、セフレの中では“境界線のようなもの”はある。
くるま 確かにいろいろあるよね。
サーヤ 「本当に大事に思っていて、お友達っぽい関係性ながら、性行為もある」みたいな人もいれば、本当に「肉体関係だけ」っていう人もいるじゃない?「セフレ」と呼ばれる関係性の中がごった返しすぎているからこそ、境界線にグラデーションがあるなって、この番組を観て思った。
――敢えて“境界線”が存在するとしたら、どのあたりでしょうか?
サーヤ 独占欲が出てくるかどうかだと思います。独占欲が割と強くなっていくと、“恋人”って言い張りたい感じになると思うんですよね。
くるま なるほどね。
――もし友人に“セフレっぽい関係性”について相談されたら、どう答えると思いますか?
サーヤ 一回、ジャブは打つかも。
くるま そういう話を聞く時って、自分の中でも本当に一番慎重な自分が出てくるよね(笑)。「へー!なんか、いい感じなんだぁ」とは言うけれど、本音は「……あれ?付き合ってないんだよね……?あぁ~れぇ~??ん~??」みたいな(笑)。
サーヤ 「遊ばれていると思うけど、言わんとこうかぁ~」みたいなね(笑)。
くるま 「まぁ、でもいま楽しいっていうのは事実なんだろうからなぁ……」ってね。それに、こういうときって、友達が「引き返せ」って言っても誰も引き返さないからな。
サーヤ 人の話を聞かないからね、そういう時って(笑)。でも「相談している時点で『好き』っていう気持ちはあるんだろうな」とは思っちゃうよね。割り切れていたら、まず人には言わないから。
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AUTHOR'S PROFILE
SHIHO ISHINO
石野志帆
TV局ディレクターや心理カウンセラーを経て、心を動かす発見を伝えるライター。趣味はリアリティーショー鑑賞や食べ歩き。海外在住経験から、はじめて食べる異国料理を口にすることが喜び。ソロ活好きが高じて、居合わせた人たちの雑談から社会のトレンドをキャッチしている。