――ここからは小野さんご自身のことをお伺いできればと思うんですけれども、子役から長い間活動されている中で、モチベーションや原動力になっているものはなんですか?

いろんなキャラクターを通していろんな人生を歩めるのが、この仕事をやっている中で1番のやりがいですね。

いろんなキャラクターの人生を演じられるのは、僕自身のモチベーションになっていると思います。同じことを繰り返すことができないから、この職業についているんだとつくづく思うんですよ。結構飽き性だと思うし、やっていることは同じかもしれないけど、作品が違ったりとか人が違うから続けられているっていうのは正直なところで、それがモチベーションとして維持できている1つかなと思います。

 

――本作をはじめ、多くの作品で主人公や重要なキャラクターを演じられてきたかと思いますが、ターニングポイントとなった出来事や作品はありますか?

作品はたくさんあるので、これっていうのはちょっと絞りづらいんですけど、高校を卒業したタイミングですかね。本当に大学に行きたかったなという思いもあったりするんですけど、やっぱり大学行かないって決めて、「もうこれ(声優)1本で生活する」と意識して腹をくくった瞬間だったので、そこがターニングポイントでした。

小野賢章