Q.自分が信じて思い描いていたことが現実になる「不変の法則」というものがあるそうです。未来のYAMASHOさんのために今から種まきしておきたいことはありますか?

🍑「自分の1個1個の活動が、種まきじゃないですけど、そういうふうになっていくと思うんですよね。結果的に何かが実ったという見え方にするのが、僕は得意なタイプ。全部が繋がるというか、『点と点が線になる』っていうのは、LDHに入った時からHIROさんが言ってくれていました。『継続は力なりで、点だけじゃなくて、それを線にしていくと、いずれそれが輪になって自分のためになってくる』と。
だから、ただ趣味や目先の『キャーキャー』のために何かをやるんじゃなくて、しっかり信念を持って『将来、仕事にしていくんだ』という覚悟があるから、例えば岩田(剛典)さんとかは、パフォーマーですが俳優で活躍できたりすると教えてくれました。
『何年後の未来で自分がこうなってたいから、今からこれやる』って計算高く言っても飽きちゃう可能性も全然ありますよね。『今から種まきしておきたいこと』って聞かれると、正直そんなに出てこないです。でも、気づいて振り返ってみると、『あ、自分は種をまいてたんだ』っていうのがめちゃくちゃあるんですよね」

――2019年のTHROW YA FISTツアーの段階で、MA55IVEさんがここまでの規模になるという想像はしていたのですか?

🍑「逆にあの時はMA55IVEとしてもっとすぐ活動できると思ってました。でも、時間もなくて、コロナ禍もあったので、当時、MA55IVEをやりますというのも違うかなって。だから、逆にそこから時が止まってたので、その分、今につながったんだと思います。
MA55IVEはTHE RAMPAGEではできないライブを目指してやっていこうっていうのは、もうその時に思ってました。
最初はある程度認知してもらうために、THE RAMPAGEと近い距離で出していかないといけないと思ってライブのセットリストに入れさせてもらったりしていました。『Silver Rain』(※1)をやったあたりから、THE RAMPAGEとMA55IVEをちょっと一回剥がして、MA55IVEを一人で歩かせてみよう』と思って、メンバーに話したんですよね。そしたらそのあと、タイアップ曲で使ってくれたり、映画で使ってくれたりして、MA55IVEの熱量が一気に上がっていった感じです。
でも、今はTHE RAMPAGEに帰ってきた時に、すごくまっすぐな気持ちでパフォーマーとしていられる。クリエイティブな部分はもう、THE RAMPAGEに全振りしてます。なんか、アイデアが今、THE RAMPAGEの時の方が出やすいなって思う。
ちゃんとストーリーがあるグループって強いなって思います。MA55IVEというまだ若いグループをやってるからこそ、10年やってるTHE RAMPAGEのストーリーとか、みんなの想いを形にするっていうのは改めていいなと思います」

※1『Silver Rain』:2021年2月、アルバム『REBOOT』のリード曲としてリリース。MA55IVE THE RAMPAGEはRAPパートを担当した。