――それはMA55IVEさんのライブを作る時とは違っていたりするのですか?

🍑「THE RAMPAGEの時はいろんな方面からアプローチしてライブを作ってるんですよね。会場に入った時の雰囲気とか、ステージの形、照明、映像、バンド、ダンス、歌…目からも耳からも色々なものを感じ取ってもらう。MA55IVEはより音楽に特化したライブを作ろうとなったんです。今回はより音楽を伝えたいなって思って。みんなでここに移動して…っていうより、ひたすら音楽を聴いてもらうライブにしようと。
じゃあ、バンドさんが必要、そっちにお金を使おうって言って、バンドさんをお願いしました。本当にそこに全振りしたライブが作れるっていうのは、僕の夢でもあったんです。
どうしても大きい会場になればなるほど、ちょっと我慢しなきゃいけない部分、調整しなきゃいけない部分が出てくるんですよね。『これやりたいんだったら、ここは引き算しよう』とか『これやらないんだったら、ここ足し算できる』みたいな。
でも、そうじゃなくて、1つのことに強みを持っていく。そうすることによって、ファンの人も『THE RAMPAGEと全然違う』って思うだろうし、逆にTHE RAMPAGEのライブに行った時には『やっぱTHE RAMPAGE、すげーな』って思っていただけるように。どっちに行っても嬉しいというか、得した気分になれるような関係性をずっと続けていけば、僕たちはずっと活動していけるんじゃないかなと思ってます」

(後半に続く)