たとえるなら、スペイン独特の色彩と展開の速さで描いた、 韓流ロマンスדワイスピ”×青春!交わりにくそうなこれらの要素を煮詰めた本作で、主人公ノアを演じたニコール・ウォレスは「とてつもなく短時間でここまでのストーリーを作ることができたことにびっくり!」と驚きを隠せません。
「プロットにひねりがあって、結末も意外。ノアは最愛のニックとひどい別れ方をしたけど、親友の結婚式でうっかり再会したことで思いを断ち切れずにいて、そのうえ家族の問題も片づいていない。でも意志はとても強くて実行力もあるんですよ。傷つきやすい性格だということも分かったうえで、自分の信念を曲げずに突き進んでいく……いわば戦う女 性よね」
ノアとニックの関係性や他の人物相関は、 前2作を未見でも冒頭イビザ島のシーンで一発で分かる親切設計。むしろこれを観てから前にさかのぼると、どれだけのジェットコースター・ロマンスだったか驚き、さらにはまるはず。
「この作品に関わり始めたとき、どんなファンがいるのか私はよく分かっていなかったんですよ。でも、ヤングアダルト作品は好きだし、1作目の『俺の過ち』の反響がものすごかったから、関わる前の不安はなくなりましたし、このシリーズで私のキャリアは大きく変わりました。“夢が現実になることってあるのね……”と今でもじられない気分(笑)」
義理のきょうだいとして出会ったノアとニックが恋に落ちるだけでも、かなり大胆な設定。彼らの恋路が、イビザ島などの華やかなロケーション、毎シーン変わる衣装、なぜかカーチェイス (!?)、そして次が読めない展開で描かれており、そこが“韓流”っぽさや“ワイスピ”のテイストを感じさせます。
「撮影時、私にとって一番影響が大きかったのはメイクでしたね。そばかすがたくさんあるメイクを施してから鏡を見ると、一気にノアになるんですよ。そこに衣装!ほんっと最高に可愛いドレスをたくさん着るので、そのたびに『過ち』シリーズの世界に没入した気分になるんです。それは観てくれる皆さんも共有できる感覚だと思いますよ」
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よしひろまさみち
『スウィート』のカルチャーページでもおなじみの映画ライター・編集者
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28歳の女性をメインターゲットに、ファッションやビューティ、カルチャーなど、“流行りモノ”や“話題のモノ”を毎日発信!おしゃれ最新情報はもちろん、注目の女優やモデル、アイドル、イケメンのスペシャルインタビューや撮り下ろし写真など、旬のエンタメ情報も満載♡
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