表面では理解しにくいような人の内に潜む
温かさに触れられた気がします

「もともと東野圭吾さんの作品が好きで、よく愛読書の一冊として選んでいます。この『クスノキの番人』は、ファンタジー要素がありつつも、張り巡らされた伏線が一気に繋がる構築的な仕掛けなど、東野さんならではの描き方に、読んでいくうちにどんどんと引き込まれていきました。どの登場人物も最初はちょっと何か隠していたりミステリアスな雰囲気を匂わせたりしていたけど、どこか魅力的で、登場人物達の成長の仕方や関わり方など愛のある関係性に感動しました。
ストーリーの結末は特にグッときて、主人公の玲斗と伯母の千舟さんのやり取りや、登場人物達の行動は、なんとなく腑に落ちるものがあって、あの結末が全てをすくい上げた感じがしました。
作中に出てくるクスノキの不思議なパワーも、「こういうことあるかも」って思わせてくれるのが東野さんのすごいところ。確かに、今回の撮影でも実際に立派なクスノキを間近で見て触れたとき、厳かで神秘的な空気を感じた気がします。
本の世界観を大切にしながらも、衣装やヘアメイク、ポージングなどフラットなニュアンスやニュートラルな向き合い方を意識して私自身も今回の撮影にのぞみました。
また、1月に公開されるアニメーション映画『クスノキの番人』では声優として初挑戦しました。私が演じた佐治優美ちゃんは、臆病な面がありつつも、好奇心旺盛で芯の強さもしっかりと持ち合わせた女のコ。彼女が登場する最初のシーンは、優美ちゃん色全開で私もお気に入り。演じるにあたって、なぜ優美ちゃん役が自分だったのか―という部分を大切に考えながら、自分でも出したことのない声を出したり(笑)、雰囲気よく和気藹々とのぞめたので収録中も楽しかったです。
そして、なんといっても東野さんの初めてのアニメ作品ということもあり、私自身もすごく楽しみです!」
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