“明治時代の貴族”を演じるにあたっての役作りは?
──今回演じられる役どころや、役への解釈を教えていただきたいです。
僕が演じるのは、仲間由紀恵さん演じる和泉千佳子の息子・行彦役です。明治時代の貴族であり、『
風、薫る』の世界観において、貴族という存在は少し異質な存在として登場する人物だと感じています。だからこそ、物語にとって新しい空気を与えられるような存在になれたらいいなと思っています。
──明治時代ということで、現代との時代設定のギャップが大きいかと思いますが、役作りで意識されたことなどはありますか?
“明治時代の貴族”と一言で言っても、なかなか想像できないところが難しいなと自分自身思っていました。そこで、貴族らしさ=品のある人間として見えることが大切なんじゃないかと考えついて。リハーサルで母親役の仲間由紀恵さん、父親役の谷田歩さんの演技の空気感を見て、お二人のお芝居を間近で学びながら、自分の役を作り上げていきました。
──リハーサルの話も度々出ていますが、現場の雰囲気はいかがでしたか?
谷田さんとは筋トレの話をよくしていました。仲間由紀恵さんも撮影の合間を縫って、たわいもない話を振ってくださって。少しずつ家族らしい距離感みたいなものを縮められたのかなと思います。
──撮影をしている中で、何か印象的だった出来事とかはありましたか?
見上愛さんと仲間由紀恵さんが長回しで掛け合いしているシーンがあったんですけど、その場面は特に目が離せませんでした。何回か同じシーンをやったんですけど、毎回微妙に演技が変化していくんです。その細やかな違いが圧巻でした。
──これまでの現場で培ってきたことを今回はどのように活かしましたか?
脚本を自分なりに落とし込むことって今までももちろんやってきたのですが、いざ撮影に臨むと理解が足りてなかったなと感じる部分も多くて。毎回どのくらい落とし込めばいいんだろうって反省したり学んだりしています。それを受けて、今回の『
風、薫る』は、とにかく準備を大切にしました。全体を通して何回も台本を読み込みましたね。