This Month’s 4 Movies

12月要チェックの映画を4本ご紹介します!


『君といた108日』

世界で活躍するクリスチャンシンガーソングライター、ジェレミー・キャンブの愛と信仰と音楽に満ちた半生記。清らかな信仰を持つメリッサと運命の恋をしながらも、彼女を蝕む病魔との闘いが始まる。微塵のてらいもなくド直球で綴られる“愛の讃歌”に心癒やされる人も多いはず。青春ゴシップスリラー『リバーデイル』の赤毛のアーチー役でブレイクしたKJ・アパが、好青年ジェレミーを演じて、イメージ一新!

© 2021 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

story:学生生活をスタートしたジェレミー(KJ・アパ)は、ライブイベント会場で出会ったメリッサ(B・ロバートソン)と愛し合うようになる。やがて些細なけんかから別々に過ごすクリスマス休暇中にメリッサが倒れ、彼女が密かにガン治療を行っていたことを知る。

監督:ジョン&アンドリュー・アーウィン/出演:KJ・アパ、ブリット・ロバートソン、シャナイア・トゥエイン ほか/配給:イオンエンターテイメント/公開:12月31日より、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国ロードショー


『ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男』

有害物質を隠蔽してきた巨大企業を20数年にわたり告発し続けるひとりの弁護士。実在する彼の闘いを、事実のみを積み重ねて克明に描く脚本、トッド・ヘインズ監督の静謐にして力強い演出、さらに企画から立ち上げた主演マーク・ラファロとティム・ロビンスなどの共演者達。全て映画作りの匠の技! さらにその企業が “焦げないフライパン”で有名なテフロンを製造していると知れば、怒りと怖さに震える。

© 2021 STORYTELLER DISTRIBUTION CO,. LLC.

story:1998年。名門法律事務所で働く企業弁護士ロブ・ビロット(M・ラファロ)はウエストバージニア州の農場主から調査依頼を受ける。彼は大手化学メーカー、デュポン社の工場から排出された廃棄物により土地が汚染され190頭の牛が病死したと言うが。

監督:トッド・ヘインズ/出演:マーク・ラファロ、アン・ハサウェイ、ティム・ロビンス ほか/配給:キノフィルムズ/公開:12月17日より、TOHOシネマズ シャンテほかにて全国ロードショー


『レイジング・ファイア』

“宇宙最強”と謳われるアクションスター、ドニー・イェンが新作で演じるのは、正義に燃える香港警察の敏腕刑事。対する悪役は、復讐に燃える元警官で、ニコラス・ツェーが演じる。師弟関係だった男2人が対峙する闘いはキレキレで胸アツ! 銃撃戦&肉弾戦+爆発、バイク&カーチェイスに一騎打ちなど。規格外のアクションで知られるベニー・チャン監督の本領をたっぷり詰め込んだ力作。

© Emperor Film Production Company Limited Tencent Pictures Culture Media Company Limited Super Bullet Pictures Limited ALL RIGHTS RESERVED

story:東九龍警察本部のチョン警部(D・イェン)は、どんな悪も許さない正義漢。上司の嫌がらせで、極悪犯の薬物取引への踏み込み捜査から外され、遅れて到着すると、取引していた両者だけでなく兄弟同然の捜査官が何者かに殺され、薬物は奪われていた。

監督・製作:ベニー・チャン/出演:ドニー・イェン、ニコラス・ツェー、チン・ラン、レイ・ロイ ほか/配給:ギャガ/公開:12月24日よりTOHO シネマズ 日比谷ほかにて全国ロードショー


『パーフェクト・ケア』

『ゴーン・ガール』などで強い女を怪演してきたロザムンド・パイクが、人を欺くアンチヒーローを熱演するクライムサスペンス。老人を食い物にして荒稼ぎするえげつなさには全く共感できないが、凶悪な強敵が現れるとなぜか彼女を応援しそうになってしまう。彼女の強烈な不屈の精神による予測不可能な展開は、最後まで目が離せない。アメリカンドリームの影にゾッとしながら爽快でもある異色作だ。

© 2020, BBP I Care A Lot, LLC. All rights reserved.

story:判断力の衰えた高齢者を守りケアする法定後見人のマーラ(R・パイク)の本性は、医師やケアホームと結託し高齢者から資産を搾り取る悪徳後見人。ある日、資産家の老女(D・ウィースト)を新たな獲物に定めるが、次々に不穏な出来事が発生する。

監督・脚本:J・ブレイクソン/出演:ロザムンド・パイク、ピーター・ディンクレイジ、エイザ・ゴンザレス ほか/配給:KADOKAWA/公開:現在、新宿ピカデリーほか3週間限定公開中&デジタル配信中

text_YUKO KANEKO, HAZUKI TOGO
web edit_ASUKA CHIDA
※記事の内容はsweet2022年1月号のものになります
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください