映画館で見るべき! sweetがオススメする最新ムービー4選をお届けします。インスピレーションで選んでみてね。


『ストーリー・オブ・マイ・ワイフ』

直で不器用な船長が抱く、若く美しい妻への“永遠の疑惑”。長い航海から帰ったときに芽生えた疑惑の芽、妻の男友達への嫉妬の繰り返し。

いわば男と女の普遍的な物語だが、20年代のマルタ共和国を背景にした重厚な映像がアートの香り。

演技派G・ナバーが演じる夫の硬質な雰囲気と妻役のL・セドゥが身にまとうアンニュイのコントラストが絶妙。人生の歯車を狂わせるのは“嫉妬”と、痛感した。

© 2021 Inforg M&M Film Komplizen Film Palosanto Films Pyramide Productions RAI Cinema ARTE France Cinéma WDR/Arte

story:1920年。船長のヤコブ(G・ナバー)は、カフェに最初に入ってきた女性と結婚するという賭けをし、そこに訪れたリジ―(L・セドゥ)へプロポーズ。

新婚生活は幸せに満ちていたが、妻の友達デダン(L・ガレル)の存在を知り、嫉妬を覚えるが……。

監督:イルディコー・エニェディ/出演:レア・セドゥ、ルイ・ガレル、ハイス・ナバー ほか/配給:彩プロ/公開:8月12日より、シネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー


『プアン/友だちと呼ばせて』

余命宣告を受けた青年の最後の願いは、親友と共に元カノを訪ねる旅。

思い出を蘇らせながら「ごめんね」「ありがとう」「さよなら」を繰り返す姿に胸をえぐるような想いが交錯し、濃厚なオムニバスを見ているよう。

さらに物語半ばで親友に明かす“せつない秘密”に導かれる幸福感! ウォン・カーウァイが惚れたタイの新鋭監督だけに、色彩設計も音楽も美術も、センス抜群のロードムービーだ。

© 2021 Jet Tone Contents Inc. All Rights Reserved.

story:NYでバーを経営するボス(T・タナポップ)にタイに住むウード(I・ナッタラット)から電話が入り、急遽帰国。

余命宣告を受けたウードは、「元カノを訪ねる旅の運転手をしてほしい」と言い、2人はかつて親友だったころの思い出にひたるが。

監督:バズ・プーンピリヤ/出演:トー・タナポップ、アイス・ナッタラット、ビオーレット・ウォーティア ほか/配給:ギャガ/公開:8月5日より、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー


『ボイリング・ポイント/沸騰』

ロンドンの高級レストランの内幕を覗き見る設定なのに、ただの飯テログルメ映画ではない。

90分間全編ワンショットでスリリングに描くのは、崖っぷちシェフに怒濤のようにトラブルが降りかかる波乱の一夜。

美食と美酒で彩られる贅沢なテーブルの裏側は、パワハラ&セクハラ、人種差別、ドラッグ依存症などの社会問題が凝縮されてまさに沸騰寸前。観れば、レストランのイメージが覆されるはず。

© MMXX Ascendant Films Limited

story:ロンドンの人気高級レストランのオーナーシェフ、アンディ(S・グレアム)は妻子と別居し疲れきっていた。

衛生管理検査で評価を下げられ、次々とトラブルに見舞われながらも開店するが、その日は予約過多でスタッフ達は一触即発状態だった。

監督:フィリップ・バランティーニ/出演:スティーヴン・グレアム、ヴィネット・ロビンソン ほか/配給:セテラ・インターナショナル/公開:7月15日より、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて全国ロードショー


『キャメラを止めるな!』

異例の大ヒット日本映画『カメラを止めるな!』(17)を、オスカー監督&売れっコ俳優主演でまさかのフランス版リメイク! ストーリーは忠実に原作そのまんま。血とゲロの量は倍増!?

そして、クセの強い新キャラが登場。フレンチ仕込みのシュールなギャグとアートをきかせ、爆笑あり感動ありのエンタメ作品にスーパー進化している。オリジナル版のプロデューサー役、竹原芳子は続投で強烈なインパクトも健在。

© 2021 – GETAWAY FILMS – LA CLASSE AMERICAINE – SK GLOBAL
ENTERTAINMENT – FRANCE 2 CINÉMA – GAGA CORPORATION

story: 「山奥の廃墟でゾンビ映画を撮影中のチームに、突然本物のゾンビが襲いかかり、監督が超リアルなサバイバル光景に狂喜する」というストーリーの日本の大ヒット映画がフランス版でリメイクされる。

その撮影の裏側には、様々な事情と秘密があった。

製作総指揮:ミシェル・アザナヴィシウス/出演:ロマン・デュリス、ベレニス・ベジョ、竹原芳子、マチルダ・ルッツ ほか/配給:ギャガ/公開:7月15日より、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー

text_YUKO KANEKO, HAZUKI TOGO
web edit_KAREN MIYAZAKI[SWEET WEB]
※記事の内容はsweet2022年8月号のものになります
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