【山下智久】伝説のワイン漫画がドラマ化!Hulu『神の雫/Drops of God』のみどころは?【サブスク】
#Tag
Drops of God
Hulu 『神の雫/Drops of God』
2004年から10年間連載された『神の雫』は、世界各国で翻訳され、ワインブームに火をつけた日本発の伝説的ワイン漫画。連載開始から20年を経たこのコミックが、日仏米共同製作で実写化され、国際連続ドラマとして生まれ変わった。
世界的権威のワイン評論家が亡くなり、彼が遺したお宝ワインコレクションの相続を巡り、テイスティング3回勝負対決が繰り広げられる物語。主な舞台はフランスと日本が半々、原作の日本人男性主人公2人をフランス人女性と日本人男性に置き換える和洋折衷アレンジが絶妙に効いている。
日本側主人公である故評論家の愛弟子を演じるのは山下智久。自然な英語のセリフ回しで、ワインに人生をかけたストイックで孤独な男を熱演する。美しい映像は重厚で奥行きがあり、日本での撮影シーンまでもがヨーロッパ映画のような空気感。ラストまで一気に観たくなる物語展開は見事で、親子の確執などの人間ドラマ、秘密が解き明かされるミステリー、一筋縄ではない恋愛模様など、もりだくさんの胸騒ぎとときめきを与えてくれる。
ワイナリーでの修業やブラインドテイスティングなどワインのうんちくはもちろん多量に登場。ワイン愛好者も、よく知らない人も、ワインのアート性と奥深さを実感させられるはず。そして、観ればワインを飲みたくなる。その中で、銘柄価格を意図的に上げる錬金術やワイン評価本とワイナリーの複雑な関係性など、ワイン流通での裏事情も描かれる。本作で登場するワインが架空の銘柄なのは、原作コミックで紹介された実在する銘柄価格が上がったエピソードに配慮したのかもしれない。
『神の雫/Drops of God』
story:世界的ワインの権威が亡くなり、フランスに暮らす彼の娘カミーユ(F・ジェフリエ)と彼の愛弟子・遠峰一青(山下智久)が弁護士に呼ばれる。発表されたのは、ワインに関する3つのテストの勝者に総額160億円の遺産を譲るという遺言だった。
監督:オデット・ラスキン/脚本:コック・ダン・トラン
/原作:亜樹直(原作)、オキモト・シュウ(作画)/出演:フルール・ジェフリエ、山下智久、トム・ウォズニチカ ほか/Huluで独占配信中
© Hulu Japan
NETFLIX
『ザ・キラー』
D・フィンチャー監督らしい暗くスタイリッシュな演出で、寡黙な殺し屋の旅を描く。かっこよさげなお仕事哲学を心で饒舌につぶやきながら、実は所々詰めが甘く失敗の後始末に奔走する姿はリアリティなのかブラックコメディなのか。その謎めきが魅力。
監督:デヴィッド・フィンチャー/出演:マイケル・ファスベンダー、ティルダ・スウィントン ほか/Netflixにて独占配信中、一部劇場にて公開中
© Netflix
Amazon Prime Video
『次元大介』
実写版映画『ルパン三世』の玉山鉄二演じる次元大介が主人公のスピンオフ。愛銃に違和感を覚えた次元が銃職人を求め来日し、争いに巻き込まれる。スラムな泥魚街や商店街などのジャパネスク美術が海外でもウケそうな出来映え。
監督:橋本一/出演:玉山鉄二、真木よう子、草笛光子 ほか/Amazon Prime Videoで独占配信中
Original comic books created by Monkey Punch
© 2023 Amazon Content Services LLC or its Affiliates and TMS Entertainment Co.,Ltd. All Rights Reserved
#Tag