ー撮影中の雰囲気はいかがでしたか?
雰囲気はすっごく良かったです。監督始め、奈緒ちゃんともクランクインする前から話し合いたいことがたくさんあったから、食事に行ったりしました。自然に恋愛観とか、結婚観を話したり監督の奥様との出会いとかも聞きましたね。お子さんが生まれることが発覚した時の気持ちだったり「教えてください」って言わなくてもこの作品をきっかけにみんなで話し合って、時にはちょっと揉めそうになるくらいのディスカッションもありました(笑)。聞く人によっては傲慢だなって思うけど、話す人は善良の気持ちで言ってたり、俺もそうだなって改めて思いました。
ー撮影中に印象に残っているエピソードはありますか?
実はラストシーンの演出は決まっていなかったんですよ。佐賀に向かいながら架と真実の2人の感じとどういう着地が良いのかというのをスタッフさんとバランスを考えながら話し合いをしてました。ラストシーンを撮る前々日にちょっと話しましょうってなって、田舎の駅前で白熱した話し合いが繰り広げられました。2時間くらい話して、やっぱりみんなで作っているんだなってすごく印象に残る瞬間でした。
朝のシーンを撮ったあと、実は夕日が沈むまでに時間が空いたので、3時間くらいみんなで歩いて道の駅に行ってお土産買ったり、ソフトクリーム食べたりもしたなぁ。その後夕日が沈む瞬間のもう今しかない!という瞬間で撮影したんですけど、結構プレッシャーがありました。これでNGとか出して撮影できなかったら道の駅行ってる場合じゃなかったって(笑)。