気になる旬の美容情報をベテラン美容ライターの夏目 円と橋本優香が隔週でお届けする美容連載♡
第47回目は、肌もココロもハッピーになる美腸ライフにてご紹介します。
美腸ライフにいい、コンビニごはんが知りたい
ダイエットも、肌の調子もイマイチ、しかも、最近イライラしちゃうしーっ!って悩んでいるスウィートガールのみなさん、そんな時こそ、腸活をはじめるべき。“どんぐり先生”こと、腸活のエキスパートである薬剤師の中西さんに20代からはじめる美腸ライフについて、お話を伺いました。
――腸活って、そもそも何ですか?
自分のお腹の中の菌(腸内細菌)を知ることですね。個人差はありますが、腸内細菌は約1000種類あり、それぞれキャラクターを持っています。腸内の菌は3歳までにはメンバーはほぼ決まってしまって入れ替わることはありませんから、その菌たちをいかにいいコに育てていくかということが腸活ですね。
――菌は育てていくものなんですね。つまり、腸にいい食べものを積極的に食べることですか?
腸の働きをよくするためには、善玉菌を増やすことが必要不可欠です。食物繊維の豊富な食材を積極的にとったり、ヨーグルトなどの発酵食品、オリゴ糖などもおすすめです。1000種類の菌たちを育てるわけですから、菌によっては食材の好き嫌いもありますのでバランスのいい食事を心がけましょう。
――食事に気を付けたいのですが、忙しくてコンビニに頼ることも……。そんな日は何を選ぶべきですか?
コンビニにも腸活におすすめのメニューはありますよ。例えば、昼食をコンビニで買うなら、まずはサラダを選びましょう。できれば、野菜の種類がたくさん入っていて彩り豊かなものがいいですね。主食はもち麦が入った食物繊維が豊富なおにぎり、納豆巻きなどがおすすめです。飲みものはヨーグルト飲料やスムージーなどがいいでしょう。
いい便の定義を教えてください♡
――便秘になると肌荒れすることがあります。腸と肌って密接な関係がありそうですね。
肌荒れの原因は二つあります。ひとつが、便秘によって悪玉菌が増えること。悪玉菌はフェノール類と呼ばれる有害な物質を産生します。それが腸管から吸収されて、肌に悪影響を及ぼします。二つ目が、高脂肪、高カロリー、動物性たんぱく質などを摂取しすぎていること。腸内細菌で産生されるビタミンB群が不足することで、皮膚の代謝のリズムが滞ります。
――腸を知る上で、大切になるのは便。“いい便”の定義を知りたいです!
いい便とは、①するんとでる、②黄色っぽい茶色、③便器にぷくぷく浮いている、④臭くない(ニオイがしない)の4つです。便が硬い、しずんでしまうなら水分が足りていないですし、臭いなら食事を見直すサインです。
腸内環境が整えば、幸せホルモンも上昇!
――腸内環境とダイエットの関連性を教えてください。
最近、腸内細菌が腸内で生み出す物質“短鎖脂肪酸”が注目されています。これは体脂肪の減少、腸のエネルギー源、さらには悪玉菌をやっつける働きもあります。腸内環境をよくすることで、この短鎖脂肪酸が増えて、脂肪がつきにくく代謝のいい体になります。
――腸内環境が良くなると、メンタルや睡眠の質にも変化があるそうですね!
ホルモン物質のセロトニンやアミノ酸の一種であるGABAは腸で作られています。これらは神経の高ぶりを抑えてリラックスをもたらすことで、幸福感や睡眠の質にひと役買っていると言われています。ですから、腸内環境を整えることでメンタルの改善や良質な睡眠をサポートします。
――暑い日がまだまだ続きますから、アドバイスをお願します。
夏場は冷たいものを食べたり飲んだりしてしまいがちですが、腸にとってもからだにも負担がかかります。温度を一定にするためにも、とりすぎないようにしてください。また、水分を十分にとらないと腸は働きませんから、とくに水分補給と塩分の補給を忘れないようにしてくださいね!
手軽に美腸ライフをしたいならコレ!
問い合わせ:フローラプラス info@flora-plus.co.jp
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PROFILE
夏目 円
美容ライター。2023年よりメルボルンに移住。日本とオーストラリアのナチュラルビューティをパトロール中。
- Instagram : https://www.instagram.com/madoka_natsume/?hl=ja
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