――設定を聞いて、“ザ・ラブコメ”という印象を持ったとのことですが、脚本を読んだときは?

私が演じた「糸」は、すごく一生懸命でひたむきな子だと思いました。それが空回りしちゃって、うまくいかなかったりぶつかったりしてしまうんですけど、でも頑張り屋さんだからこそだし、そのひたむきさが可愛らしいと思いました。観ている人が応援したくなるヒロイン像を作っていきたいと思いました。

 

――糸は、“実は”家族思いな「源」に徐々に惹かれていきます。畑さんもいわゆるギャップ萌えします?

私は“そのまんま”な人のほうがいいです。感情が全部出ちゃう人や、わかりやすい人のほうが接しやすいかもしれません。

――でもたとえば、自分の前だけでは素直な姿を見せてくれる、とか。

あ、それは弱いですね(笑)。

――自分にだけ優しいとか。

特別扱いしてくれる人はキュンキュンしちゃうかも(笑)。人に冷たいのはイヤだけど、全員に優しくて、さらにもっと私に優しいのは最高ですね。あとは、柔軟性のある人。何かに対して、「そんなの無理だよ」ではなく「どうしたらいいか、考えてみよう」と一緒に考えてくれる人と、最終的には面白い人かな。私、楽しいことが大好きなので、一緒に笑っていられる人に惹かれるかもしれません。

畑芽育