取材現場でのスターはスクリーン上とは別顔。素うどんならぬ素ターのこぼれ話です。素ターのリクエストもお待ちしておりましてよ。

ティルダ様ことティルダ・スウィントンってすごいんですよ。今やハリウッドの大作で出づっぱりのイメージの彼女だけど、もともとはイギリスのインディペンデント映画界で独自の立ち位置を築いた俳優。

最新作『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』では、終末期を迎えて自ら死を選ぶ主人公っていう難役を見事に演じ、びっくりするほどの「終わりが近い人」になってるのー。

そんな彼女。あたしが最初に「やだ、この人……好き」って思ったのは、1991年の『エドワードII 』。80年代からゲイをカミングアウトして活躍した監督デレク・ジャーマンの傑作で、ティルダ様は欧州一の美貌といわれたイングランド王妃イザベラ・オブ・フランス役。これがもー……美しいったらありゃしない!

ハリウッド進出してからの彼女の役も素敵で、『コンスタンティン』(05)の翼の折れたエンジェルや『ナルニア国物語/第1章: ライオンと魔女』の白い魔女など、ファンタジー世界にジャストミート。というか、本物降臨すか? レベル。