――吉野さんが演じたのは序列19位の池永柊夜。作品のキーパーソンではありますが、比較的おとなしい印象の役でした。作りにあたり、意識したことはありますか?

吉野「他のキャストのみなさんがすごく個性的で感情をむき出しにするシーンが多かったので、自分は一歩引いてまわりを見ているような感覚で演じられるように、メイクも髪もまとう雰囲気もできるだけ地味にして、存在感をあまり出さないように意識しました。
例えば見た目で言うと、衣装合わせの時に監督とお話しさせていただいた際に、高校生だしメイクしないよねと話になったので、できるだけ自然体でやりたいと伝えたんです。メイクはできるだけしないで髪もナチュラルにして、高校生男子のリアルに基づきながら役作りをしました。なんか学ランを着ているのにメイクもヘアセットもバッチリしているって変じゃないですか!?(笑)」

――そんな学ランがよくお似合いでした!

吉野「今年28歳になるのですが、見た目的には学ランはまだ全然いけるかな〜と思っていました(笑)。他のキャストのみなさんが若かったので少し心配もありましたけど……。でも衣装合わせの時に監督が“一番違和感がない!”って言ってくださったので安心して臨めました! 実際に着たのは高校生ぶりです」