爆風スランプの1985年にリリースした名曲「大きな玉ねぎの下で」からインスピレーションをされた映画『大きな玉ねぎの下で』。
本作で桜田ひよりさんとともにW主演を務めた神尾風珠さんに映画のこと、ファッション計画など根掘り葉掘り聞いちゃいました!

――名曲「大きな玉ねぎの下で」からインスピレーションを受け、歌詞にもあるペンフレンドがキーワードの本作ですが、脚本をはじめて読んだ時にどう感じましたか?

神尾楓珠(以下、神尾)「ペンフレンドを通して2つの物語が並行して進んでいるんですが、現在パートと過去パートが最終的に繋がった時に、おぉ!って。読んでいてこうなるんだ!って僕自身もワクワクしました」

――神尾さんが演じた堤 丈流(つつみたける)は見栄っ張りなところがあったり、そんな自分を崩していたり、わりと感情の波があったと思うんですが演じがいはありましたか?

神尾「演じがいはもちろんありましたし、総じて難しかったですね。就活生の等身大のリアルな姿だなって思ったのですが、僕は就活をしたことがなくて。でも就活したことないけど、見栄を張っちゃう気持ちとかは分かるのですごくやりがいがありました」

――とくに難しかったシーンは?

神尾「沢山あるんですが、やっぱり桜田さん演じる美優(みゆう)との関係性が今回の役では1番大事ものなので、そこはやっぱり1番悩みました。お互いいがみ合ってるけど、いがみ合っているのも人として気になってるからで、見え方としてちゃんとこの2人が可愛く見えるようにしたいって監督がおっしゃってたので、どうしたらそう見えるのか自分なりに考えながら演じました」

――1番印象に残ってるシーンは?

神尾「丈流と美優が一緒に出かけてお酒を飲んでちょっと酔っ払って、『大きな玉ねぎの下で』を歌うシーンがあるんですけど、そこが印象に残ってますね」

――見ていてキュンとしました。

神尾「本当ですか?キュンというより、2人の関係性が可愛らしく見えたらいいなって思っていました」

――アクションでというより心で感じるキュンポイントが多いなと映画を見て感じましたが、手応えはいかがでした?

神尾「キュンポイントありますか?(笑)。今回キュンは意識せず演じてました」