――では神尾さん自身は丈流のどこに1番共感を感じてましたか?

神尾「丈流が就活のことがあって自分が上手くいっていないとか、そこに対して強がっちゃってる部分とか、将来に希望が持てないってちょっと捻くれてる部分とか、僕もそういう時期があったなって。自分が上手くいってないことに対して、自分を守る為に強がって友達に対して弱いところを見せれないとかは過去にあったから共感しましたね」

――それはこのお仕事をはじめてからですか?

神尾「学生時代にサッカーをやっていた頃もそうですし、この仕事をはじめた最初の頃もそうでしたね」

――素を見せられるようになったり、虚勢を張らずにすむようになった実感はありますか?

神尾「当時よりはあります。前より自分を過大評価しないようになりましたね。そうしたらまわりの人に頼れるようになったし、全部自分でやらなきゃとか全部を背負ってた感じがなくなったかなって」

――それは演技にいい影響を与えてますか?

神尾「そうですね。強い自分でいなきゃって思わなくなりました」