
――監督からこうしてほしいとか、ここが芯だよって話とかありましたか?
神尾「監督とご一緒するのが2回目なんですけど、今回はインスパイアを受けた楽曲はあるけど丈流という人物の元はなくてオリジナルだからどうしようかな?って悩んでいたら監督に‟今回は素の神尾くんが撮りたい“って言ってもらえて。前回ご一緒したときに見た、役じゃなく普通に笑っている神尾くんを撮りたいから今回は素に近い神尾くんでやってほしいって言われたので、そこをベースにしました。もちろん丈流っていう人物のキャラクターとかは意識していましたけど、そこまで作り込まずにやっていたかなって思いますね。だから逆に難しかったです。今までの作品の中では1番素に近いのかなって思います」
――爆風スランプの「大きな玉ねぎの下で」をこの話をもらう前から知っていたと言っていましたが、世代的には違うこの曲をどうして知ってたんですか?
神尾「世代は全然違いますけど、テレビで流れていたりして知っていました。サンプラザ中野さんももちろん知っていましたし。でも楽曲をフルで聴いたり、歌詞を見ながら聴いたのは初めてでした。聴いていて新鮮ではありましたし、ストーリー性がすごくあるのですんなり歌詞の主人公の感情が入ってきました」
――歌詞自体も役作りに関係してますか?
神尾「そうですね。美優との関係性の中ですごく大事な曲だったので、撮影中も聞いてました」
PROFILE
FUJU KAMIO
神尾楓珠
1999年1月21日生まれ。東京都出身。2015年、24時間テレビドラマスペシャル『母さん、俺は大丈夫』で俳優デビュー。近年の出演作は映画『恋は光』、『カラダ探し』、ドラマ『いちばん好きな花』『くるり~誰が私と恋をした?~』など。
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