今話題のアスリートにクローズアップする企画 “もっと知りたいスポーツ界の推し”。

 

女性アスリート1発目に登場してくれたのは、さくらジャパンとして、東京、パリと2度のオリンピックを経験、現在東京ヴェルディホッケーチームに所属する及川栞(おいかわ しほり)選手。ホッケーを始めたきっかけから、ハマっているという美容について聞いているのでぜひ最後までチェックしてください♡

ーホッケーを始められたきっかけは何でしたか?

私の母親が元々ホッケーをやっていて、日本代表でアジア大会で銀メダルをとったという成績を持っていたんです。あと、私が岩手県岩手郡岩手町という町の出身なのですが、岩手町が国体をきっかけに“ホッケーの町・岩手町”と呼ばれるようになり、そこで生まれ育ったこともあり母親と環境がホッケーを始めたきっかけでした。

ー幼少期からホッケーが身近にあったのですね。幼少期にホッケー以外でやられていた習い事などはございましたか?

ホッケーのスティックを持ったのが3歳が初めて。本格的に始めたのは小学4年生でした。それまでは、3歳から水泳、クラシックバレエ、ピアノは習い事として始めました。両親共に学校の先生だったので、私が一人っ子ということもあり、両親が迎えにくるまでの時間稼ぎとして習い事をさせたそうです(笑)。いろいろなところを見せにいった中で、私が興味を持った習い事が水泳、クラシックバレエ、ピアノの3つだったそうです。

photo:Takehiro Saito

ー3つも通われていたのですね! 今ホッケーをプレーする中でやっていてよかったなと思う習い事はありますか?

クラシックバレエは柔軟性とリズム感が培えるので必要です。ホッケーって結構低い姿勢になることが多いんです。私は今ディフェンスなんですが、スティックの全面を使って相手のフォワードをブロックしたり、相手のボールを止めるとなると足をランジしてとるとか、股関節がかなり柔らかくないとできない競技なんです。あとは体幹。クラシックバレエって1本の足で立ったり回ったりするので、体幹がつきました。ただいいこともあった反面クラシックバレエによって一時期苦労したこともありました。クラシックバレエって反り腰になるんですけど、ホッケーは前なので反り腰がクセになり、腰が痛い時期も経験しました(笑)。ピアノは音感がついて、スポーツって意外と音感が大事だったりするのでよかったポイントの一つですね。水泳はとにかく肺活量なので、スタミナに繋がっているなと感じます。

photo:Takehiro Saito