ーSixTONESのメンバーで霊感がある方はいらっしゃるんですか?

いや……いないんじゃないですかね?聞いたことないかな。でも苦手な人が多いと思います。YouTubeの企画でお化け屋敷に行ったこともあるんですけど、誰も率先していく人がいないので(笑)。

ー自分に何か憑いていると思ったことはありますか?

どうだろう、でも憑いている感じするんですよね。日々ツイていないことが多いので。例えばSixTONESのメンバー全員が貰えたモノを僕だけ貰えなかったり、たまたまのめぐり合わせだと思うんですけど……なんか運の悪さが目立つかなって自分の中で思っています。それこそSixTONESって毎年リーダーを決めるじゃんけんをしているんですけど、1回も勝ったことないし。いろいろ運が弱いなって思っています。なんか責任転嫁したくなるくらいちょっとおかしいんですよ(笑)。

ー最近は本当に幅広い活動をされていると思いますが、それぞれの活動をする中でココが軸になっているなというコトはありますか?

軸はやっぱりファンの方です。アイドルってリアクションがないと寂しい職業なので。個人での活動やアート活動もそうですけど、写真展をやりますって発表して人が集まらなかったら寂しいし、作品を見て何も感じてもらえなかったら寂しいです。自分で作詞作曲をしたけど、ファンの方に届かなかったら悲しいので。ファンの方に媚びて楽曲を作っている訳ではないけど、ファンの皆さんの存在がベースにあってこちらも制作している部分はあるので、そこは忘れずにいたいなって思います。

ー自分で完結するのではなく、ファンの方に届けるという部分にモチベーションがあるということですか?

僕キャッチボールがすごく好きで、こういうことをやったらみんな喜ぶだろうなと思っちゃうんです。例えば曲順を発表したときにあんまり刺さってない感じがしたら、次こそは!って思う。反応を感じることができるといい意味でそういったキャッチボールができる。純粋に良いと思ってもらえたら、そういう風に喜んでもらえるものをもう1回作ろうって思えるし。なんかそういうのが大事かなって思っています。

ー昨年30歳を迎えられて何か心境に変化っていうのはありましたか?

節目によって自分の変化を大きく感じていて……。いろんな身体の衰えも感じています(笑)。最近人間ドックに行ってきたんですけどそれぐらいには身体をいたわり始めました。前みたいにライブの次の日に回復していないんですよ。それがものすごくショックで。この間不意に尻もちをつきかけたときがあって、自分の足腰の弱さにめちゃくちゃ落ち込みました。

ー身体的な変化を実感されているんですね(笑)。京本さんが行っている活動的な部分では変化はありましたか?

お仕事の内容自体はそんなに大きく変わっていません。20代までは自分に合うかどうかもわからないので、いただいたお仕事をとにかく大事に挑戦していこうという気持ちでした。それが30歳からはアート活動も始めたり、自分の中にあるもののアウトプットを始めたりしました。量ももちろん大事ですけど、クオリティもより大事にしていきたいなと。それと同時に、心を健康的に保っていけたらなというのを意識しています。