Q.お2人の“あの時はまだ青かったなぁ”という恥ずかしいエピソードを教えてください

🍑「武者修行とか昔のツアーの時の自分の立ち振る舞いとか青かったなと思います。無理に目立とうとしてる感じとか」


🐒「過去の映像とか、もう見てられないです。『それグループのため?』みたいな動きを自分がしてる時は、『止めて、行くな』と思います。例えば、武者修行で踊らずに客席に飛び降りて、とりあえずファンの方の近くに行って“キャー”を取りに行くみたいなのとか…、ただただ“目先のキャー”を欲しがりになっていたというのは、恥ずかしき黒歴史です」

――個に向けられる“目先のキャー”ではなく、One For All的な意識になったきっかけは?

🐒「明確にはないんです」


🍑「でも、去年の東京ドームの時とかはストイックと言ったらちょっと生意気かもしれないですけど、ステージに立つとことだけを意識してる感じでした。MA55IVEもそうなんですけど、あんまり『俺が俺が』という感じではなくて。もちろん目立とうとすることは大事ですけど、ライブを盛り上げる、徹する方がかっこいいです」


🐒「間違いない」


🍑「『俺の番だ』っていうより、その演出に徹するみたいな」


🐒「ひとつのものをみんなで担いでいるイメージに近いのかもしれないです。誰か1人が違う方向にポロッてよそ見したら崩れちゃうから」

――その全力で何かを伝えようとするスタンスは、例えばライブ中に客席近くに降りて盛り上げるときも全力で煽っている姿を拝見したりと、いろいろな場面で伝わってきていると感じます。

🐒「一番後ろの席の人まで届く煽り方をしてないと一番近くの人にも届かないという、スタジアム理論ですね。それはPBA(※2)のときに小林直己さんに教わりました」

🍑「合宿中に直己さんに言われましたね。その言葉、残ってます

――そうなると、ライブが終わったら『疲れた…』となりますか?それとも『やってやったぜ』となりますか?

🐒『両方ですね。さすがに疲れは来ますけど、疲れが来たってことは、やったんだなっていう自信にもなるので、『まだいけるな』となったらちょっと自分を疑います。まだ、いけたんじゃないのか、と。2日目に余力を残す感じは最近あんまりないかもしれないです。1日1日燃やしてる感じがありますね。次の日、足は重いですけど、気持ちがいけちゃうんですよね』


🍑「結局、踊るのは楽しいですからね

※2:PBA:エグザイル・パフォーマー・バトル・オーディション。2014年に開催され、正式メンバーとして選ばれた。