映画『リライト』

ー尾道でお気に入りになったモノは?

池田 海鮮丼にすごくハマってよく食べました! 朝から夜まで撮影していることが多かったんですけど、隙あらば食べに行って。やはり海沿いだけあって新鮮なお魚を食べられたのが、幸せでしたね。

橋本 私は海鮮丼は食べなかったんですが、お寿司を食べました! すっごく美味しかったです! 池田 あと、劇中にレモンがぎっしり入っているレモンサワーが出てきたんですが、あれは本当にあそこのお店のメニューなんです。尾道の駅にも可愛らしいレモンジャムとかがいっぱいあって、レモンも結構印象的でした。


ー今回の初共演で感じた、お互いの役者としての魅力は?

池田 もう、魅力だらけです。これまでは作品やファッションを通してしかお見かけしていなかったんですが、それでも多角的なところで見ていたつもりでした。でも実際お会いすると、より魅力を感じました。愛ちゃんって、相手の表面的な部分だけじゃなくて、内側のパーソナルな部分をものすごくよく分析するんです。しかもその分析は全然外れてない。相手を色んな角度から見た上で「こういうコなのかな」と考えてくれる人で、思考にも行動にも配慮がちゃんと伴っていて素敵だなと思いました。

橋本 嬉しいです。照れ照れ(笑)。今回の作品でエライザちゃんはずっと“受け”の立場だったんです。(池田さんが演じる)美雪の役割もそうですし、他の生徒役のみなさん達もみんな割と美雪にアプローチをかける側だったというか。それをずっと真ん中で受け続けるという役であったからこその不安や恐怖があったとお聞きしました。でも現場でも作品を観ていても、私から見たエライザちゃんはやっぱり一番輝いていました。


ー映画はタイムリープがテーマ、過去に戻れるならいつの時代の誰に会いたい?

池田 ウニを初めて食べた人!

橋本 ウニなんだ(笑)!

池田 その度胸に興味がありますし、「行くのか……? コ、コレよ……!? 本当に食べる……?」って聞きたい。「……本当に行くならOK! 私は知らないっ」て。

橋本 「OK、私は知らない」って(爆笑)!

池田 文明が発展するその瞬間にどうしても立ち会いたくて。

橋本 私は……、ちょっと今、ウニに全てを持っていかれて混乱してきました(笑)。じゃあ、私が会いたいのはアワビを最初に食べた人です(笑)。