──続いては、舞台『千と千尋の神隠し』について深堀させてください。ハク役に決まったときの心境はいかがでしたか?
同じ役を演じる虎汰朗(醍醐虎汰朗)や、あっちゃん(増子敦貴)は、昔からプライベートでも遊んでいる仲なので、まずは2人と同じステージに立てるという喜びがありました。また、ほかのキャストの方々もすごく豪華なので、たくさん刺激をいただいて、頑張りたいと思っています。
あと、この公演をきっかけに、初めて韓国へ行くんです。お客さんのリアクションなど、日本とはまた違った雰囲気なのかなと思うので、すごく楽しみです!
──醍醐さんや増子さんに、出演が決まったことを報告した際の反応はどうでしたか?
あっちゃんは「わぁ嬉しい!にっちーおめでと~!」みたいな可愛いLINEを送ってくれました。そして虎汰朗は、お互い携帯を変えたりしちゃって、実は今連絡先を持ってないんです……(笑)。実際に会ってから報告することになりそうです。早く会いたいな。
──稽古以外で、お二人と一緒にやりたいことなんかはありますか?
改めて仕事が一緒になったということで、ゆっくりご飯に行きたいです。二人は前からハクを演じているので、色々お話を聞いてみたいです。
──ハク役はオーディションで決まったと伺っています。どういうことを意識して臨まれたの教えていただきたいです。
原作を理解するのはもちろんですが、相手役の方としっかりキャッチボールできるようにすることを意識していました。
──ご自身が演じられる中で、楽しみなシーン・やってみたいシーンはありますか?
泣いている千尋におむすびを渡す場面が、原作で特に印象的だなと思っていて。舞台版でも素敵に表現されていると思うので、楽しみにしています。
阿久津仁愛