「恋愛はコスパが悪い?」MEGUMIが語る“恋リア”の魅力♡ なぜ今『ラヴ上等』や『ボーイフレンド』が世界中で愛されているのか
今、日本では少子化が深刻な社会問題として受け止められており、少子化と「恋愛離れ」は密接に関連しているとも言われています。その背景には経済的な不安や、自由を失いたくない価値観、恋愛や結婚へのメリットを感じないなどの複合的な要因があり、単なる若者の価値観の変化だけでは説明できない、経済・雇用環境との関連性が指摘されています。
その反面、恋愛離れ世代でもある若者をターゲットにした恋愛リアリティショーは、番組も参加者の数もどんどん増えていっています。恋愛リアリティショーには、他の映像コンテンツにはない魅力があるーーそこが、話題になった恋愛リアリティショー『ラヴ上等』のプロデューサーでもある、MEGUMIさんが目をつけたポイントでした。
「知らないことを知りたい」のも「気持ちを表現したい」のも本能的な欲求

「私自身、普段は俳優として恋愛ものの作品に出演したり、ドラマや映画づくりの裏方に回ることもあるわけですが、リアリティショーには脚本家や監督が思いつかないようなシーンが撮れること、そのリアルを視聴者に届けることができることが、大きなポイントだと思っています。
ドラマの中ではいつでも美しく表現されてしまう、ドロドロした駆け引きや後ろめたい気持ちも、恋愛リアリティショーの中ではありのまま表現される。そこが、視聴者にとっても見どころになっていると思います」
2025年から2026年にかけて『ラヴ上等』のプロデュースから話題の『ボーイフレンド』 シーズン2のMCまで、恋愛リアリティ界隈でも引っ張りだこのMEGUMIさん。MCをつとめた『ボーイフレンド』シーズン1はグローバル週間TOP10(非英語シリーズ)入りを果たし、世界中から人気を集め、さらには、プロデュースした『ラヴ上等』は日本のNetflix週間TOP10(シリーズ)4週連続の1位を獲得。加えて、日本発のアンスクリプテッド作品として初となる、韓国での週間TOP10(シリーズ)入り(4位)を果たすほか、グローバル週間TOP10でも7位(非英語シリーズ)を獲得しました。
ヤンキーの恋愛を取り扱った『ラヴ上等』を国内外で評価を受ける恋愛リアリティショーとして成功させることができたのは、MEGUMIさんが「視聴者にとって、本当に見たいもの」の核を捉えることができたからでした。
「自分の生きてきた人生において触れたことのなかったジャンルの人を知りたいっていう欲求は、本能的なものだと思うんですね。”ヤンキー”は、海外の人にとっては完全に未知のジャンルだったと思いますし、日本の方にとっても“実際には触れたことがないもの”だという人が多かったのではないかと思います。
ヤンキーを知らない人たちからすると、ヤンキーに粗暴で派手、基本的に“怖い人”という印象を持っている人も多いと思います。だけど、そもそもどんな人間なのかには興味があって、見ていくと彼らにも人間らしい部分、可愛い部分があることが分かる。そこに感情移入していただけたんじゃないかなと感じています」
知らないものを知りたいという欲求が、リアリティショーブームを作っていることには間違いないでしょう。だからこそ、視聴者の中には参加者の人間性や過去を考察して楽しむ人もいます。しかし、そういった「邪推」が誹謗中傷のきっかけになりやすいことも事実です。
「『ラヴ上等』や『ボーイフレンド』は、視聴者にとって自分では経験し得ないような傷を負っているメンバーが集まっている番組でもあります。だからこそ参加者に共感できるし、応援したいという気持ちが増すのではないでしょうか。
特に、男性が恋愛対象であるメンバーを追う『ボーイフレンド』には、自分の生き方をダイレクトな言葉で否定された経験がある子、周囲に自身の自認をカミングアウトできていない子もいます。彼らがこれまで言葉にできなかった気持ちを、ゆっくりと時間をかけて受け入れていく様子や成長の過程は、リアリティーショーでありながらドラマや映画のように美しいんですよね。
シーズン2も大作になっていて、Boysが誰にもいえなかったことを吐露している姿には大号泣しましたし、あとはとあるサプライズもとってもびっくりしましたので楽しみにしていてほしいです」
ヤンキーならではの剥き出しの感情で注目を集めた『ラヴ上等』、苦悩もあった人生の雪解けをゆっくりと味わうことができる『ボーイフレンド』。対照的な魅力を持つ作品ではありながらも、視聴者の目線に立つと共通している部分が多い、とMEGUMIさん。
「動の『ラヴ上等』、静の『ボーイフレンド』とでもいいましょうか。自分の気持ちに気が付くまでのスピード感は違うけれど、やっぱりみんな、どこかで“本当は自分の気持ちを伝えたい”という思いがあるのではないでしょうか。
今は、芸能人でなくても言えないことが多いと感じる時代。だから、素直に生きようとする人に興味を持って、惹かれてしまうのもまた、自然なことだと思います。私たちだって本来、もっと素直だったんだと思うんですよね。思ったことをなんでも言って、ちょっと摩擦があっても、謝れば仲直りできる。そんな熱いエネルギーを、本当はみなさんも求めているんじゃないかなと思います」


