大人気コミックの実写化として話題になった『ゴールデンカムイ』。北海道を舞台に、莫大なアイヌの埋蔵金をめぐる一攫千金ミステリーと、厳しい大自然の中で、クセのあるキャラクターたちが躍動するサバイバル・バトルアクションが多くのファンを魅了してい る。映画第一作目は観客動員数200万人を超える大ヒットを記録し、映画の続編として同年放送・配信された連続ドラマを経て、いよいよシリーズ最大の戦いとなる【網走監獄襲撃編】が3月13日より公開中。今回は、第一作から登場するアイヌの少女・ アシㇼパを演じる山田杏奈ちゃんを直撃。作品にかける思いと共に見所を余すとこなくお届けします。

アイヌの少女・アシㇼパの
強く成長した姿を見届けてほしい

―映画、ドラマを経て、満を辞してシリーズ史上最大の戦いが繰り広げられる 【網走監獄襲撃編】がとうとう公開になります。今作品の撮影が決まった時はどのように思いましたか?

1作目の公開が2024年なのですが、その年よりも前に撮影していたので、2年ぐらい間が空いていたと思います。物語はまだ続いていたので続編がある心づもりではいましたが、ドラマや映画の場合はそれが実現しないこともあるので、実際“始動します”という連絡が来た時はすごく安心したし、このチームでまたアシㇼパを演じられることがすごく嬉しかったです。

―主人公・杉元役の山﨑賢人さんをはじめ、一作目から一緒だったメンバーに会った時はどんな気持ちになりましたか?

映画公開の前後のプロモーションでご一緒したり、撮影のない期間に行われた“カムイ会”などで顔を合わせる機会があったので、“久しぶり”というよりは、“始まるね”という気持ちの確認のような顔合わせだったと思います。実際に現場に入ってからも、スッと役に戻れたかなと思います。

―山田さんはアイヌの埋蔵金を強奪した男に父を殺されたアイヌの少女・ アシㇼパを演じていますが、演じる上で意識したことはありますか?

前作の映画では杉元とチームになって、“金塊を見つけるぞ”というところまでの物語が描かれていて、 アシㇼパの無邪気さやユーモラスな部分を表現する場面が多かったんですね。今回は(網走監獄に収監されている)父かもしれない“のっぺら坊”の正体に迫っていくなど、アシㇼパ自身が自分に向き合わなければならないシリアスな場面も多く描かれてい ます。なので、彼女自身、元々芯のある強い人なのですが、今回はさらに無邪気なだけでなく、辛いことにも立ち向かっていくような強さを意識しました。そういう意味では前作よりもアシㇼパのいろんな一面をお見せできるのではないかと思います。

―不死身の杉元をはじめ尾形百之助(眞栄田郷敦)、脱獄王・白石(矢本悠馬)、鶴見篤四郎(玉木宏)、土方歳三(舘ひろし)など豪華な俳優陣がメインキャストに名を連ねています。そんな中で アシㇼパはどんな存在だと思いますか?

原作でもアシㇼパはクセの強い猛者たちと対等に渡り合っていくような描写があるので、彼らに守られる存在ではなく、しっかり“仲間の一人”として尊重され同じように歩んでいきたいと考えていました。物語では杉元とアシㇼパの関係性が軸になっています。アシㇼパ自身、杉元と出会った頃から成長しているし、今回は彼女にとって過酷な旅となるのですが、それによって彼女は さらにどう成長していくのか、どこに向かっていくのか……そんなふうに皆さんに感じてもらえる魅力的な存在でいられたらいいなと思いながら現場に立っていました。