インタビュー

ティモシー・シャラメがプロデュース、主演を務め、オスカーに王手をかけた『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』。この記事が出てまもなく結果が出ますが、アワードに関係なくこの作品、めちゃ面白いの! 実在した天才卓球選手をモデルにしつつ、生来のギャンブラー気質が災いする主人公マーティのジタバタドタバタ劇。

だって、情事の最中に風呂が落っこちるんですよ!(観れば分かりますが、ほぼドリフ展開)そんなマーティにつきあわされて、危ない橋を渡りまくる親友ウォーリーを演じたのは、アメリカ・ヒップホップ界の大物タイラー・ザ・クリエイター、本名タイラー・オコンマ。

「長編映画はこれが初めてだったからちょっと変な気分だよ。あっという間に撮影から1年以上経ってて、映画俳優ってこんな感じなの? って思ってる。これじゃあっという間におっさんになりそう(笑)」

彼が演じたウォーリーは、金も恋も生活も行き当たりばったりなマーティと、なぜか仲よし。でも、常に追い詰められているマーティを助けながらも振り回されまくり。

「ウォーリーは面白いやつだよね。タクシーの運転手っていう設定もすごくいい。タクシーを運転してみたかったから(笑)。にしても、完全に負け犬のクズ男のマーティとなんで仲よしなんだ?って思ったよ。それで脚本をよく読み解くと見えてきた。マーティはたしかにダメなヤツだけど、何かを信じてとにかくそこに集中するっていうことにかけては天才。その気持ちは僕にも分かるし、ある種の身勝手さは誰にでもあるし、悪いことじゃない。ただ、マーティはクソ野郎だということには変わりないんだけど(笑)」