——ではここからは、今回のファーストEP『tera』について。それぞれ特に思い入れのある楽曲と、その理由を教えてください。

SUZUKI 僕は「One minute」ですね。ちょうど今、リアルタイムで振り入れをしているところなんですけど、練習で何回も聴いているうちに、サウンドだったり歌詞の世界観だったりがどんどん入ってきて、聴けば聴くほど良くなる曲だなと感じています。サウンドとしては優しさとか爽やかさがあるんですけど、後半に向かってビートが重なっていって、一気に開けるような疾走感もあって。聴いてくれる人の心を温かくしてくれる楽曲なんじゃないかなと思っています。

RYOJI 僕は「Gachi Funk」です。この曲は挑戦という意味でもすごく思い入れがあります。歌詞の言葉遣いも自分に近くて、普段から「それガチ?」みたいな言い方をするので(笑)、すごく自分らしい曲になったなと感じています。MVにはキャストの方もたくさん出演してくださっていて、ギャルやスケーター、ヤンキーなど、1990年代〜2000年代の日本のストリートカルチャーやサブカルチャーを表現しているんです。まさに平成の空気感ですね。僕も学生時代に、先輩がビッグスクーターに乗っていたりして、そういうリアルに見てきた文化とも重なる部分があって。だからこそ、MVの世界観もすごく好きです。

GHEE 僕も「Gachi Funk」です。バイレファンキというブラジルのビートを取り入れていて、自分のルーツでもあるブラジルの音楽と、日本のカルチャーや言葉を融合させた楽曲になっています。今回リリックを書いたり、楽曲制作にも関わらせてもらいました。振り付けも、Nina Nevesさんというブラジルのルーツを持つダンサーの方と一緒にアイデアを出しながら、メンバー全員で試行錯誤して作っていった曲なんです。ブラジルの方にも聴いてもらいたいですし、日本の方にもブラジルの音楽の魅力を知ってもらえたら嬉しいですね。自分としても思い入れの強い楽曲になりました。

HIROTO 僕は「One minute」ですね。ピアノから始まるんですけど、そこから爽やかな疾走感が広がっていって。WOLFとしてもこういうタイプの楽曲はすごく新しいし、歌の良さやJ-POPの良さみたいなものもすごく詰まっている曲だと思います。「Gachi Funk」がすごく攻めた曲なので、その対極にあるような楽曲というか。EPの中で、WOLFの二面性みたいなものを感じてもらえるんじゃないかなと思います。