――ご自身で作詞をされた『You are special』はどんな想いが込められていますか?

HOKUTO「実はこの曲、レーベルの方にも言わずに勝手に作った曲なんです。いつもお世話になっている作曲家のSLAYさんに、『こういう曲が作りたい』と自分から音のリファレンスやテーマをお送りして。上がってきた音に対して自分で歌詞を書き、進めさせていただきました。
根底にあるのは『子供たちのために何かを書きたい』という想いです。子供の笑顔は周りを幸せにするし、大袈裟かもしれませんが、子供が笑っていれば世界平和に繋がると本気で思っているんです。
ただ、そのテーマをストレートに書きすぎると、届く範囲が限られてしまう。もっと多くの人の目線に寄り添い、幅広い層に伝わるものにしたかったんです。自分なりに試行錯誤してアレンジを加え、『とにかくいろんな人に刺さるように』という点に徹底的にこだわって書き上げました

――HOKUTOさんのアイデアから生まれた楽曲だったのですね。2024年の北人さん主演の映画『遺書、公開。』の主題歌でTHE RAMPAGEさんの『Drown Out The Noise』もHOKUTOさんからのアイデアだったとお聞きしました。

HOKUTO「そうですね。自分でいくつかのデモの中から『これがいい』と選ばせていただきました」

――あの楽曲も、今のトレンドを一周回って捉えたようなかっこよさがあって、HOKUTOさんの中には、アーティストとしての明確なビジョンが常に一貫してあるんだなと感じます。

HOKUTO「僕にとって、楽曲のテーマやコンセプトは、作品の核となる大事な要素。自分自身、イメージを膨らませたり、ゼロから何かを考えたり、アイデアを出したりするプロセスそのものが、純粋に好きなんですよね。
だからこそ、自分の楽曲を選ぶときも、単に『良い曲だから』という理由だけではなく、その曲が持つビジョンや、自分がそこにどんな新しいアイデアを乗せられるか……。そうした独自のコンセプトが描けるかどうかを、何よりも大切にしています。『Drown Out The Noise』の時は映画の世界観に合うように曲を選んだし、やっぱりTHE RAMPAGEが歌うのでライブで映える曲にしたいなと思って、そういうところも自分の中でイメージして選んだのでバッチリでしたね」