――ブランディングコンセプトの『LOVE PARADOX,LOVE MYSELF』ですが、このコンセプトに込めた思いや伝えたいメッセージは?

HOKUTO「自分が音楽をやる上で、いろんなジャンルに挑戦したいという思いがあるんです。 それって、やっぱり人生と同じだと思うんですよね。『いろんな自分がいるけれど、どれも本当の自分だよ』っていうどんな自分も愛して突き進もうよ、という意味を込めています。 僕らが表現する音楽も、いろんなジャンルに挑戦していくけれど、どんな表現をしてもやっぱり全部『北人』だし。……なんて言うんだろう、ありのままの自分というか、自分が表現したものを愛していこうよ、という意味があるんです」

――ビジュアル作りもこだわりが感じられますが、こんな感じの世界観で、こんな感じのメイクにしよう、という方向性もご自身で考えていらっしゃるのですか?

HOKUTO「はい、自分の頭の中のイメージをお伝えするようにしています。そのために国内外のミュージックビデオを観たりしてますね。

旅行がとにかく大好きなので、いろんな国に行って、また新しいインプットができたらいいなと思っています。スイスも行きたいし、ギリシャも行きたい。自分の知らない世界を見られるし、いろんな人がいる。もう、そのために旅に出ているようなところもありますね。 日本も素敵ですが、世界という大きな視点で見たらやっぱり小さいので、外の世界をもっと見たいんです。そうして経験した世界を、音楽に落とし込んでいけたらいいなと。音楽も『生き様』だと思うので、もっと人生の経験を積んで、音楽を追求していきたい。自分の歌詞のバリエーションも増やして、アーティストとしてもっと成長していきたいです」

――昔から音楽がお好きだったと思うのですが、北人さんにとって「音楽」とは一言で言うとどういうものでしょう?

HOKUTO「音楽とは……深いですね。一言で言うなら『生き様』。自分自身の生き様、そして“時代そのものを感じる、色褪せないもの”ですね。 やっぱり、時代は違っても何十年も昔の音楽を今こうして聴くことができるし、それを聴くと当時聴いていた時の記憶や感情がブワッと蘇ってくる。音楽はずっと心の中に残り続けるし、当時の情景を思い出させてくれる。そう思うと、すごくかけがえのない、絶対に色褪せることのないものだなと思います」

――本当にそうですね。いい音楽って、何十年後に聴いてもやっぱりいいなと思いますし、当時の感情が戻ってきますよね。

HOKUTO「そうなんですよね、やっぱり思い出すんですよ。例えば『高校生の時にこれを聴いてたな』ってなると、当時の情景が鮮明に思い浮かぶ。 そして、自分も誰かにとってそういう存在になれたらいいな、と思っています。今、学生の子たちが僕たちの音楽を聴いてくれて、その子たちが大人になって、もし子どもができた時とかにまた聴いて、『あぁ、懐かしいな』って思い出してくれたり……」

――「あの時つらかったけど、『オパッキャマラド!』を聴いて乗り越えたな」とか。

HOKUTO「そうそう。そういう風に、誰かの心にずっと残り続けることができたら、本当に嬉しいですね」