――続いての質問は役者、スタッフ、観客の目線を持つ二宮さんが映画を見る時、つい注目してしまうポイントはどこですか? 素直に見られますか?

やばいね、すーごい。素直に見れますよ! 当たり前じゃないか。

――ここでこういう演出なんだとか、今ここで監督からこういう指示が入ったのかとかは気になりますか?

そんな、そんな。滅相もない。でも役者さんのお芝居は見ますね。すごくこの人の魅力だったりなんだったりとかっていうことを、割と探ることは多いかもしれないですね。一緒にやってみたいのはもちろんそうだけど、この人でこれを見てみたいとかでいうと、今度この映画館で出会った役者さんを深掘りするためにやっぱり配信があったりと思っているので。

――他にどんな映画に出てらっしゃるんだろうといったことですか?

そうそう。そういうことで言うと配信もこの世の中必要なものの1つだと思っているので、そこがより深みが出てくる感じがしているので、割とそういうトレースの仕方はあるかもしれないですね。

――俺だったらこういう風に撮るな!とかはありますか?

いやいや、素晴らしい。私の考えではなかった素晴らしいものだったっていつも思っています。

――映画を見るとますます自分でもいつか映画を撮ってみたいという気持ちになりますか?

そうですね。映画もそうですけど、色んな配信もそうだし、ドラマもそうだし、もちろん演劇もそうだし。俯瞰でものを見ることっていうのはチャレンジしたいなと思いますね。

――どんな映画を撮ってみたいなど思いはありますか?

色々考えますね。別にそれがどうしてもやりたいってわけじゃないんですけど、色んな映画が存在しているので。それこそそこの幅を広げるという意味でもそうですし、作品としても、うまくちゃんと段取りができれば無声映画をやってみたいなとは思います。

――無声映画ですか。

だめ?

――逆にとても意外でした。

映画館に行って、テレビとか見ててもそうですけど。やっぱり出ない方が見るんですよ。テレビとかもそうだけど、情報量が多すぎるから。喋っている人もいれば、それにテロップが出て音楽が鳴ってとか。説明が出てきてとかあるけど。テレビから音が出ないっていうことはある種の異常事態なわけであって。どうした?となることをみんなで共有するという点で言うと、映画で無声はなかなかチャレンジだなと思ってますけどね。

――では、今日選んだのは無声映画ですか?

なるほど! どうでしょう!

――いつまでも音も声も出ないけどこの映画は……となるかと思いますが、二宮監督なら無声映画を撮るかもしれないですね。

まあ、なりますよね。それはもうチャレンジかなと。ちゃんと段取りを組むのは大事かなと思ってます。