DI、エディター、ラジオ・パーソナリティーなど活躍の場が止まらないLicaxxxが選ぶいつもと違うホリデーを楽しむプレイリストをお届け。あなたもハマるかも。

Selector DJ Licaxxx

今回は引き続きLicaxxxさんが登場!
「私はクリスマスとかホリデーシーズンが好きです。誕生日が12月25日ということもありますが、他の国の文化や人のことを考えたり、日ごろお世話になっている人に感謝したりする機会だと思うと、キラキラした感じも悪くないと思うのです。今回はホリデーシーズンを盛り上げてくれる楽曲を紹介します」


Directions/Jab
(ディレクションズ/ジャブ)

『ディレクションズ』ジャブ ジュン・ダダ・レコーズ(2019年/デジタル配信中)

UKのパーカッショニスト・音楽プロデューサーのジャブのスペイシーなジャズファンク。「寒くなってきて、“ああ、またあの季節が来るんだな”というワクワク感。高揚感と温かみのあるパーカッション、後半のワイルドなベース。一曲でしっかり取り込まれてしまう雰囲気」


Italy/Samiyam
(イタリア/サムアイアム)

『ウィッシュ・ユー・ワー・ヒア』サムアイアム リーヴィング・レコーズ(2013年/デジタル配信中)

ヒップホップを経由したブレイクビーツを発信するLAビートシーンで、突出した才能を発揮するサムアイアム。中毒性のあるビートとメロディが特徴。「クラシックの名作映画のようなサンプリングがきいたビート。LAビート風のヨレのなかに優雅な雰囲気がある」


One For The Wandering Mind/Dorian Concept
(ワン・フォー・ザ・ワンダリング・マインド/ドリアン・コンセプト)

『ザ・ジッターズ』ドリアン・コンセプト ブレインフィーダー(2020年/デジタル配信中)

ウィーン出身の電子音楽界の鬼才による美しいエレクトロニックミュージック。「ドリアン・コンセプトの楽曲はどれも複雑さのなかに温かみがある印象ですが、そのなかでもこれはノンビートのピアノ楽曲。静かに自分を見つめるような、穏やかさを取り戻す楽曲」


Les Amis (Actual Magic Remix)/François De Roubaix, Actual Magic
レ・アミ(アクチュアル・マジック・リミックス)/フランソワ・ド・ルーベ、アクチュアル・マジック

『レ・アミ(アクチュアル・マジック・リミックス)』フランソワ・ド・ルーベ、アクチュアル・マジックプッチ・レコーズ(2018年/デジタル配信中)

フランスの映画音楽作曲家、フランソワ・ド・ルーベによる1971年の映画『Les Amis』のテーマ曲を、アクチュアル・マジックがキュートにリミックス。「可愛らしい声と柔らかなホーンでハッピーな印象を盛り上げてくれる。最後のコーラスの感じがクリスマスっぽいかも」


Last Sunbeams of Childhood/Andrew Wasylyk(ラスト・サンビームズ・オブ・チャイルドフッド/アンドリュー・ワシュリク)

『フュージティブ・ライト・アンド・シィーム・オブ・コンソレーション』アンドリュー・ワシュリク アテネ・オブ・ザ・ノース(2020年/デジタル配信中)

スコットランドのジャズ音楽家、アンドリュー・ワシュリクのスピリチュアルな名曲。「題名の通り、くぐもった空気に柔らかい光が降り注ぐような曲。今年はいつもと違う形で友達や家族のありがたさを感じた年でもあるので、そんなことを考えながら聴きたいような」

Can’t Get Used To Those-Afterlude/Dimlite(キャント・ゲット・ユースト・トゥ・ゾーズ – アフタールード/ディムライト)

『プリズミック・トップス』ディムライト ナウ・アゲイン・レコーズ(2010年/デジタル配信中)

フライング・ロータスのリミックス曲で名を馳せ、ジャズのテイストとエッジのあるビートでリズムを紡ぐスイス出身のビート職人、ディミトリ・グリムことディムライト。「最後はパーカッションにラテンな雰囲気もある楽曲。音楽で色んな国のホリデーを妄想できるのも楽しい」


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text_TAKAHIRO ONO
web edit_SWEET WEB
※sweet2021年1月号より転載しています
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