新しい出会いのあるショッピングは楽しいもの。でも、ふとしたときに「物を持ち過ぎている自分」に気づくことがあります。

たくさんの物を所有し、管理し続けるのは大変です。散らかった部屋やクローゼットに疲れて「シンプルな暮らしがしたい」「もっと身軽になりたい」と思ったことがある人もいるのではないでしょうか。

そんなときは、思い切って断捨離してしまうのも一つの方法です。今持っている物と向き合い、整理し、本当に大切な物・自分にとって価値のある物だけを手元に置くようにすることは、無駄遣いを抑えることにもつながります。

そこでこの記事では「捨ててよかった物」や「断捨離の注意点やポイント」などについて詳しくご紹介します。すっきりした気持ちで生活するためにも、ぜひ記事を参考にしてみてください。

片付けは「自分を知ること」につながる

アラサー 断捨離

普段何気なく行っている片付けは、「自分を知ること」にもつながります。

今自宅にある服やインテリア、本などは、自分がこれまでの人生で集めてきた物たちです。中には本当に欲しかった物ではなく、人からもらった物、流行していたからなんとなく買った物など、そこまで思い入れがない物もあるでしょう。

片付けは、物を通してこれまでの自分を知り、これから自分はどうしていきたいか、どんな自分になりたいかなど、自分の人生を見つめ直すきっかけになります。

季節の変わり目は、片付けのチャンス! いらない物は処分して、すっきりした部屋で快適に過ごしましょう。

そもそも断捨離ってどういう意味?

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断捨離とは、単に物を捨てるだけではなく、物への「執着」を捨て、物にとらわれることなく生きていこうという考え方を指します。

ヨガの「断行(だんぎょう)」「捨行(しゃぎょう)」「離行(りぎょう)」という3つの考え方に基づいて提唱された片付け論の一つで、今では多くの人が実践していることで知られています。

断捨離とミニマリストの違い

断捨離と似た言葉として「ミニマリスト」がありますが、意味は異なります。

ミニマリストは「自分が不要と感じている物は持たない(持ち物を最小限にする)」人のことで、断捨離は「いらない物を減らす行為や考え方」のことです。

断捨離ですっきり! 捨ててよかった物7選

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ここからは、断捨離で「捨ててよかった」といわれることが多い物をご紹介します。ごちゃごちゃになってしまっている部屋をなんとかしたい! そんなときはぜひ参考にしてみてください。

クローゼットに詰まった洋服

「捨ててよかった物」の中でも1位に選ばれることが最も多いのが、洋服です。衣類は意外にかさばるので、クローゼットなど収納の場所を取ってしまいます。

セールで安くなってついつい衝動買いしたり、毎月のように服を買い込んでしまったり。服が好きで「どの服も可愛くてなかなか捨てられない」というときは、似たアイテム同士を比較してみると、捨てる・残すを選びやすくなります。

整理されていないごちゃごちゃのクローゼットでは、目当てのアイテムを探すのも一苦労。不要な服を見定めて断舎離すれば、クローゼットがすっきりして、服が選びやすくなるメリットもあります。

捨てるときに「これは衝動買いしてしまって一度も着ていない服」「買ったけどしっくりこなくて結局1回しか着ていない服」などを把握しておくのもおすすめ。今後の衝動買いを減らすことにつながりますよ。

「もったいなくて捨てられない!」「どの服を捨てればいいか迷ってしまう」という人は、以下のポイントを参考にしてみてください。

  • 汚れ・変色・ほつれや破れがある服、毛玉だらけの服、くたびれた服は捨てる
  • サイズが合わない服は捨てる
  • 1年着ていない服は捨てる
  • 1着買ったら1着捨てる

洗濯を繰り返してヨレヨレになった服は捨てるのがおすすめです。家着にするとしても、毛玉のない可愛い服の方が気分も上がるので、思い切って断捨離しましょう!

せっかく断捨離しても、また洋服が増えてしまっては意味がないので「これ以上増やさない」ことも大切。新しいアイテムを購入するときは「今ある同じようなアイテムを捨てるほど欲しいか?」考えてみましょう。

1着買ったら1着捨てるという入れ替え制にすれば、無駄な洋服が増えにくくなります。

ずっと履いていない靴

この機会に、ずっと履いていない靴も処分しましょう。靴は履かないまま箱に入れて置いておくと、いつの間にか劣化して、履けなくなっている可能性があります。

サイズが合わない靴、ボロボロの靴は捨てましょう。その他、似たデザインの靴は気に入っている物を残して後は処分するのもいいかもしれません。

洋服や靴はリサイクルショップや買取専門店、フリマアプリでも売れるので、不用品はまとめて売ってしまうのもいいでしょう。

ほこりをかぶっている想い出の品

子どもの頃大事にしていたおもちゃやぬいぐるみ、学生時代に読んだ漫画や遊んだゲーム、昔好きだったアーティストやアイドルのグッズや写真集などの想い出の品も、もうほとんど使っていない、見ていないのであれば思い切って手放してみるのもいいかもしれません。

思い入れがあり、どうしても捨てられない物は残して、あとは処分しましょう。

ごちゃごちゃの収納ケース

便利だけれどいまいち部屋のインテリアに合わず、浮いてしまっているごちゃごちゃの収納ケースも、思い切って処分してしまってもいいかもしれません。

プラスチックの収納ケースではなく、お気に入りの家具だけに絞ると、インテリアもおしゃれになり、気分も上がります。今はオンラインでも便利にインテリアアイテム探しができるので、忙しい人はぜひネット通販も活用してみて。

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使わない食器

今はプチプラで可愛い食器もたくさんあるので、ついつい食器やキッチン用品が増えてしまうこともありますよね。可愛い食器はたくさんあっても、実際に日常的に使うお皿はそこまで多くないもの。

持っているだけで満足して、ほとんど使っていない食器は断捨離候補にしてみましょう。本当に使う食器だけにすると、食器棚からの出し入れがスムーズになりますよ。

インテリア雑貨

物を買うときはいいけれど、部屋に置いてずっと管理するとなると、大変です。ごちゃごちゃして場所を取るのはもちろん、物が多いと掃除に手間も時間もかかり、面倒になります。

ついつい集めてしまう雑貨は、インテリアとして飾ると可愛いけれど、いつの間にかホコリが溜まってしまっているなんてことも。何も置いていなければ、どかす手間もなく、棚の上を拭くだけでサッと掃除ができます。

掃除やお手入れが苦でなければ問題ありませんが、掃除のときに地味にストレスになっているのであれば、片付けるのがおすすめです。

増え続ける本

本も「捨ててよかった物」の上位にランクインすることが多いです。小説、自己啓発本、スキルアップのための一冊、漫画、雑誌など本は種類やジャンルが豊富。特に漫画本の場合、シリーズによっては巻数が多くなるのでどうしてもかさばってしまいます。

「本当にためになる本」「また読み返したくなる本」「今後の人生のヒントになる本」など、自分の人生に影響を与えた本以外は断捨離するのも一つの方法です。

今の時代、二度と手に入らない本というのはほとんどなく、買い戻しや、図書館で借りることができます。どうしても手元に置いておきたい本以外は処分すると、すっきりするでしょう。

断捨離のポイント・注意点

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断捨離には注意点もあります。「捨てなきゃ!」と思ってあれもこれも捨て過ぎると、後になって「やっぱり必要だった……」と後悔しかねません。断捨離のときは、ポイントや注意点を押さえておきましょう!

一度ですべて片付けようとしない

物の多さにもよりますが、一度ですべて片付けるのは難しいことがほとんどです。「今日ですべて片付けよう」と思うと、気力が続かず、断念してしまう可能性も。

捨てるか残すかという選択は、気力を使います。まとめてではなく、数日に分けて整理していきましょう。「今日はタンスの上から三段まで」「今日はキッチン下の収納」など場所や範囲で分ける、服・食器・本などカテゴリーで分けるのもおすすめです。

自分や物件に合った量を考える

住んでいる物件の広さや間取り、収納スペースによっても置いておける物の量は変わってきます。

自分が住んでいる家に置ける適切な量や、自分が無理なく管理できる範囲を考えて断捨離すると、毎日の生活にゆとりができますよ。

迷った時は保留にする

片付けをしているときは、どうしても迷ってしまうことがあります。「もしかしたらまだ使うかもしれない」ばかりではなかなか断捨離が進みませんが、逆になんでも捨ててしまうと「捨てずに残しておけばよかった」と後悔してしまう可能性も。

どうしても決めきれないときは、一旦保留にしましょう。「捨てる物」「残す物」とは別に「保留の物」で分けておき、いつまでに捨てるのか、期限を決めて一定期間保管してみます。存在を忘れてしまっていたり、必要と感じなければ、今の自分には必要ないのかもしれません。

捨て過ぎない

すっきり部屋が片付いて過ごしやすくなることが断捨離のメリットですが「捨て過ぎて後悔した」という声も少なくありません。

たとえば、食器やタオルなど生活で必要な物は、捨て過ぎると友達や恋人が家に来たときに「ない!」と後悔してしまうことも。

洋服や下着、パジャマなどはストックを減らし過ぎたことで洗濯が間に合わなくなったというケースもあるようです。買い直すと無駄な出費がかかってしまうので、減らし過ぎにも注意しましょう。

また、以下は捨てると後悔する可能性があるアイテムです。

  • 二度と手に入らない物
  • 気に入っているコレクション
  • 先祖代々受け継がれてきた物

断捨離は、何がなんでもあれこれ捨てなければいけないわけではないので、後悔しないように大切な物を手放すときは慎重に考えましょう。

断捨離で部屋も心も身軽に♪

断捨離をすると、ごちゃごちゃしていた部屋が片付き、心まですっきりします。断捨離は「捨てること自体」が目的ではないので、「物に対する執着をなくし、生活の質を高めること」を意識して行うことが大切です。

ぜひこの機会に自分が選んできた物と向き合って、気持ちよく過ごせる空間づくりを始めてみてください。

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