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アンガス・マクレーンが語る『バズ・ライトイヤー』【sweet ムービーインタビュー】

アンガス・マクレーンが語る『バズ・ライトイヤー』【sweet ムービーインタビュー】

Angus MacLane

アンガス・マクレーン

■プロフィール
1975年4月13日、オレゴン州生まれ。ピクサー・アニメーション・スタジオ創設初期から製作に携わり、『ファインディング・ドリー』(16)でアンドリュー・スタントンと共同監督を務めた。

みんな大好き『トイ・ストーリー』シリーズのメインキャラのひとり、バズ・ライトイヤー。

コロッとしたスペースレンジャーのフィギュアで、決め台詞は「無限の彼方へ」の、あのキャラです。

ピクサー最新作の『バズ・ライトイヤー』は、彼が主人公なんだけど……なんか見た目が違う。丸くないし、妙に人間っぽいの。

謎なのでアンガス・マクレーン監督に聞いたところ、

「今回のバズは人間でーす」とな!「なんで人間になっているか、というと、そもそも『トイ・ストーリー』で登場したオモチャのバズには、元ネタがあるべきだと考えたから。

バズの持ち主のアンディ少年は、色んなオモチャを持っているけど、それらには全部、テレビ番組や映画などの元ネタがあって、“流行っているから持っていた”わけだよね。

ということは、バズはSF映画の主人公であるべきなんだよ。今回のバズが人間という設定は、アンディがハマったとされる元ネタの映画だからなんだ」

たしかにウッディもテレビ番組の主人公だったことが『トイ・ストーリー2』で明かされてたものねー。

では、今回のバズはどういうことをするの? 監督、おせーて!

「バズがキャラクター商品化されて人気だったってことは、その元の映画は子ども達に多大なる影響を与える『スター・ウォーズ』級の実写SF超大作じゃないといけない。

まずそこからアイデアが始まったんだ。実写映画設定ということは、コロッとして可愛いオモチャのバズじゃダメ。だけど、あまり華奢でも説得力がない。

だからすごくタフで有能だけど自信過剰なスペースレンジャーというイメージがハマったんだよね。

彼や彼の宇宙服などのデザインを考えるために、NASAやスミソニアン博物館に協力いただいたし、ルーカス・フィルムに行って『スター・ウォーズ』の小道具アーカイブも現物チェックさせてもらったよ。

ロボットやマシンのデザインに関しては、じつは『機動戦士ガンダム』や『新世紀エヴァンゲリオン』など、日本のアニメから大きな影響を受けているんだ。細かいところだけど分かってもらえると嬉しいな」

バズが宇宙のミッションで、自信過剰ゆえの失敗をして、1000人以上のクルーを巻き込み、ある惑星に不時着。そこから全員を地球に帰すためのミッションを始めるってお話。

これがよ……驚くことに冒頭20分で泣けるほどエモい! なぜエモいかのヒントは「ときの経過」です(ネタバレ回避)。


© 2021 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

『バズ・ライトイヤー』

story:凄腕レンジャーのバズが判断ミスをしたことで、彼を含む1200人ものクルー全員が危険な惑星に不時着。彼は全員を地球に帰すためのミッションに取り組むのだが……。

監督:アンガス・マクレーン/声の出演:クリス・エヴァンス、タイカ・ワイティティ、ジェームズ・ブローリン ほか/配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン/公開:7月1日より全国ロードショー


■ライター プロフィール
よしひろまさみち
よしひろまさみちさん/Profile

『スウィート』のカルチャーページでもおなじみの映画ライター・編集者。日本テレビ系『スッキリ』ではレギュラーで映画紹介を務める。

text_MASAMICHI YOSHIHIRO
photo_Abaca/アフロ
web edit_KAREN MIYAZAKI[SWEET WEB]
※記事の内容はsweet2022年7月号のものになります
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