今話題のアスリートにクローズアップする企画“スポーツ界の注目イケメンに突撃インタビュー”。今回は話題沸騰のVリーグチーム・東京グレートベアーズ柳田将洋さん、戸嵜嵩大さんが登場♡

 高校時代から世代トップレベルのパフォーマンスはもちろん、その甘いマスクからバレーボール界きってのプリンスとして人気を集め、日本代表でも活躍する柳田さん。そして、見たままの明るいキャラクターから一転、試合中はダイナミックなプレーを繰り出す戸嵜さん。2人のクロストークをお届けします!

――お2人とも現在はプロのバレーボール選手として活動されています。競技を始めたきっかけと、プロ選手になった背景をお聞かせください。

柳田僕は両親がバレーボールをしていました。バレーボール一家だったので、ものごころがついた頃から、当たり前のように家の中にバレーボールがありましたね。

戸嵜僕は小学生の頃はサッカーをやっていましたが、いっこうにうまくならなくて(笑)。両親がバレーボールをしていたので、見学しに行ったんです。たまたまジャンプ力もあって、身長も高かったので……そうして今に至る感じです。大学を卒業して最初は社員として企業チームに所属していました。ですが、そこでは競技生活を終えたあとの生活が企業に保証されている状況に甘えてしまっていました。プレーで結果を残せなくても、いずれ社業があるだろう、と。それは自分には向いてなかったので、思いきってプロ転向を決断しました。

柳田僕の場合も、戸嵜と重なる部分があります。社会人2年目までは社員でしたが、そこではどういう結果を出しても評価基準は同じでした。もちろんプロになるということは、よりリスクを伴うし覚悟が必要ですが、バレーボールを続けていくうえで“自分がこういう頑張りをしたから、このように評価されている”と知れる立場に身を置きたいという思いで転向しました。

柳田将洋 選手[東京グレートベアーズ]

――現在、V.LEAGUEは2023-24シーズン真っ只中です。チームの雰囲気などはいかがですか?

戸嵜昨季はなかなか勝てない状況が続きましたが、今季は柳田選手や深津旭弘選手の加入によって、練習中から雰囲気がガラリと変わりました。あとは勝ちきることを目指すのみ!!

柳田僕は今季から加わりましたが、以前からグレートベアーズは“決して弱くない”という印象を持っていて。さらに結果を出すことで、チームはますます伸びていくと感じています。練習でも戸嵜は、いわゆるポジティブな空気を送り込んでくれる一人です。勝ち負けにとらわれるとどうしても視野が狭くなるものですが、だからこそそういう存在が重要なので。いい先輩です。

戸嵜先輩って、そんな(笑)。この場だけですよ!?(※戸嵜選手が3つ年下)

柳田僕よりも前からチームにいるので、組織のことをよく知っているわけですから。僕たち新加入のメンバーが化学反応を起こして、足し算ではなく、それこそ掛け算くらいの勢いで成長していきたいと考えています。

戸嵜一緒に練習させてもらっていますが、毎日、マサさん(柳田選手)を「すごいなぁ」と思って見ています。今は見て、盗むことを。

柳田聞けばいいじゃん(笑)。

戸嵜いやいや、一応ね、ライバル視しているので。聞いたら悔しいじゃないですか。自分に足りないものをマサさんからこっそり吸収したいなと。

戸嵜嵩大 選手[東京グレートベアーズ]

――ライバルという言葉が出ましたが……、それぞれ挙げるとすれば?

戸嵜僕は他チームよりも、まずは自チームの同じポジションの選手がライバルだと考えています。マサさんのことはめちゃくちゃ尊敬していますが、ポジション争いに勝たないことには試合に出られないので。常にライバルだと思っています。

柳田僕は自分自身をライバルにしたいなと。というのも、常に超えるべき存在が“今の自分”でなければ頑張れないし、成長につながらないので。もちろん戸嵜が言ったように、僕もグレートベアーズでポジションが約束されているわけではないので、明日、明後日、その先で常に“今の自分”を超えるイメージを描いて取り組んでいます。

――この企画は、イケメンスポーツ選手をクローズアップするというものなのですが、そういった意味でも注目している選手はいますか

戸嵜グレートベアーズにはイケメン選手が多いので。今回、僕が選ばれていいのかな、と思いますが、うれしいです。僕のオススメは……マサさんとヒデさん(星野秀知)です。

柳田ヒデさん、かっこいいね。

戸嵜系統でいえば、“塩顔”のイケメンですよね。僕は“濃いソース顔”だから、モテる“塩顔”に憧れていて。濃いと胃もたれするじゃないですか。

柳田顔で、もたれるの!? (笑)。

 

――最後に、まだV.LEAGUEをご覧になられたことがない方々に、チームや会場も含めて魅力を教えてください!

戸嵜:まず僕たち東京グレートベアーズは常に100%の力で戦っているチームです。もちろん勝負事なので勝ち負けはありますが、見ている人たちに「楽しかった」「頑張ろう」と感じてもらえる熱意がそこにあると思います。それを僕たちはバレーボールを通して伝えたいです。

柳田会場に見に来ていただけたら、ほんとうに感じてもらえると。それに僕たちが実現しているのは、単なるバレーボールの試合ではなくて、会場の演出も含めた“スポーツエンターテイメント”としてのバレーボールです。試合だけでなく、それ以外のすべての時間を楽しんでもらえます。思わず席を立つタイミングを迷ってしまったり、試合が終わって外に出てからも、会場で過ごした時間の余韻や東京グレートベアーズの魅力に浸ってもらえるのではないかと思います。

戸嵜とにかく一度、会場に来ていただけたら、はまってもらえる自信があるので。ぜひお友だちを誘って、会場に来てほしいです!

V.LEAGUE(Vリーグ)とは

…バレーボールの国内最高峰リーグに位置づけられ、男女計57チームが参加。男女とも上位からV1、V2、V3と3つのカテゴリーに分けられ、東京グレートベアーズはトップカテゴリーのV1で戦う。各チームには、運営会社の社員の選手もいれば、プロとして契約している選手もいる。

 

<MASAHIRO YANAGIDA PROFILE>

柳田将洋

1992年7月6日、東京都江戸川区出身。7歳からバレーボールを始め、東洋高校(東京)時代に「全国高等学校バレーボール選抜優勝大会」で優勝を飾るなど脚光を浴びる。慶應義塾大学を卒業後はVリーグのサントリーサンバーズに入団。プロ転向後はドイツやポーランドの海外リーグでプレーした。日本代表でもキャプテンを務めた経験があり、昨年はアジア競技大会で銅メダル獲得に貢献。ポジションはアウトサイドヒッター。

Instagram:@masahiro.8.0706

X(旧Twitter):@y_masaaaa_yk

<TAKAHIRO TOZAKI PROFILE>

戸嵜嵩大

1995年6月14日、東京都西東京市出身。中学1年生からバレーボールを始めるが、中学時代に歩行障害を伴う難病を発症。治療を経て競技に復帰し、駒澤大学高等学校(高校)、駒澤大学でキャリアを積む。大学を卒業後は東レアローズ、VC長野トライデンツに在籍したほか、2022年にはインドネシアに渡り、自身初となる海外のリーグでプレーする。ポジションはアウトサイドヒッター。
Instagram:@zastozaki

X(旧Twitter):@zastozaki

 

<WRITER PROFILE>

坂口功将

ライター。大学時代に“取材して伝える”ことの虜になり、「月刊バレーボール」(日本文化出版)を経て、2024年から独立。読者の心が動く原稿を書けるように現場を駆け回る。スポーツ界のユニフォームに深い造詣を持ち、所持数はゆうに100枚を超えるコレクターでも。