about LOVE FOR THE RAMPAGE

Q.山彰さんがランペを愛しているのがすごく伝わるんですが、グループへの愛を育てるためにやったことはありますか?

🍑「この連載でも1人ずつの説明みたいなやってるんですけど、僕は各メンバーのことを考えるのがすごい好きなんです。なんかこの人ってこういう風に伝えたら伝わりやすいかなとか、その人がこういう見せ方をしたらもっとかっこよくライブでかませるんかなって考えるのがすごい好きで、結成の最初の頃から自分はそれをやりたかった。

自分がボーカルで、とかだったらまた考えは変わってたかもしれないですけど、グループ内で年齢もそこそこ中間ぐらいで、ライブをクリエイトしたいなって思った時にメンバーのことを知って、メンバーのことを考えていくうちに、どんどん愛情がふくらんできて、それは仕事だけじゃなくてプライベートでも、なんかこの人ってこういうとこあるよなっていうのを知っていくうちに、愛がふくらんでいったんですよね。自分がその人を輝かせたい。そういうプロデューサー的なスイッチがあるので、それに伴ってどんどん愛が大きくなっていったのかなと思いますね」

――プロデューサー的な視点になったのはいつからですか?

🍑「中学生くらいからですね。昔から漫画が好きで、一時期漫画を書こうと思って。で、 キャラクター作るとしたら、設定って必要じゃないですか。他の人は何歳でとか、それを考えるのが好きだったんですよね。

その考えがTHE RAMPAGEになって爆発した感じです。やっぱりみんなかっこいいじゃないですか。例えば EXPGで昔からやってきたとか、みんなそれぞれのストーリーがある中で、『じゃあこの人はこういう見せ方をしていけばいいな』っていうのを最初のホールツアーぐらいから具体的に僕が形にできるようになった。それを続けることによって、みんなが信頼してくれて、より僕の意見が通りやすくなった感じですね」

Q.メンバーのここが好きだなとか、こういうとこいいなぁと最近思ったエピソード教えてください。

🍑「今、僕らって日常的にそれぞれが色々な場所で動いてて。この前、まこっちゃん(長谷川慎さん)がドラマの撮影に入ってて、久しぶりにメンバーでリハがあった時に、『このリハを楽しみにしてました』って言ってて。それぞれが仕事に行って、THE RAMPAGEに戻ってきた時に、安心感とか安堵感をみんなが覚える、実家みたいな感覚になってるのを聞くだけでも嬉しいです。

あとは、ライブの後に『俺らが1番かっこいいよね』とか話したり、(川村)壱馬とかと『絶対、やったっしょ』と素直に言えたりするところも、僕は好きだなと思いますね。 自分は部活をやってなかったので、団体で行動することがあんまりなかったんですけど、今、その青春をやってるので、日常的にやっぱりそういうメンバーの熱い気持ちを聞いて、『やっぱこの人好きやな』って思いますね。

僕、結構、仕事があった時とかにメンバーをご飯に誘うんですよ。MA55IVEはこれからツアーもあるし、まだまだTHE RAMPAGEに比べると歴が浅いので、もっと仲良くなって、絆を深めなきゃなって思ってて。この間、MA55IVEの撮影の日に(浦川)翔平が誕生日だったんですけど、自分からはお祝いしてとは言わないけど、なんか待ってるなって。で、みんなで寿司を食べに行って、翔平の誕生日をお祝いしました。まだその後に仕事があるのに、(神谷)健太が調子に乗って、翔平に日本酒をめちゃくちゃ飲ませちゃって、翔平、超ベロベロでオンラインファンミーティングしてましたね。寝ちゃうから立ちながら(笑)」

――熱い気持ちやモチベーションを持ち続けるのは、実は大変だと思います。山彰さんはモチベーションが下がったり、気持ちが冷めてしまったりすることはないんですか?

🍑「僕は人生設計をしてないタイプの人間で、何歳までにはみたいなのは、なんかざっくりはあるんだけど、自分が見てるこの世界っていうのが、自分が選択しながら進むゲームみたいなイメージがあるんで、まだ先があるんじゃないかって、毎日思う。明日はもっと成長していきたいっていう気持ちが毎日あるので、正直、モチベーションが下がった、しらけたって思うことがあんまりないんですよね。

(グループの中で)真ん中よりちょっと上で、(グループを)引っ張るぐらいの役割だと思ってるんで。たまに苦手だなって思う仕事の現場もあるんですけど、人生の中でトータルすると、大体はずっと変わらないですね」

――この仕事はもうどうでもいいや、みたいなことにはならないですか?

🍑「思っちゃいそうになる時ももちろんあるんですけど、やっぱり、現場の人とか見るとね。あとはやっぱり、誰かが待ってくれてるという気持ちは大きいかもしれない。THE RAMPAGEを待っていてくれてる人がいる限り、それはちゃんとやるべきだと思うし、現にステージに立ったら気持ちいいから楽しいし、やっぱそこがある限り、ダンスが踊れる限り、俺はやりますね」

Q.メンバーと結婚するなら誰を選びますか?

🍑「(岩谷)翔吾じゃないかな。3年ぐらい前、ちょうどみんなが1人暮らしを始めて、俺と翔吾は家の方向が一緒だったんですよ。当時は次の仕事もないし、お金もないし、スタジオとかジムから歩いて帰ってて。そういえばあんまり喋ったことないっていうか、そんなに仲良くなかったんですよね。でも今でも覚えているけど、一緒に帰ろうみたいな感じになって、居酒屋に2人で入ったんですよ。翔吾ってめちゃくちゃ真っすぐで真面目で、『ザ・EXILE TRIBE』みたいな人だと思ってたんです。

僕は真逆で、オーディションから来た人間なんで、グループでは仕事はするけど、生きてきた道が違うからなって思ってたら、意外とやんちゃな考え方で、『俺が気にしすぎなんだ』って気づくことがあって、合うかもと思ったんですよね。そこからはもう『今日何食べる?』って、気づいたら毎日一緒にいますね」

――週に何回くらい飲みに行ってるんですか?

🍑「ひどいときは、週8日って言ってるんですけど、ほんとにそのレベル。反省会の意味もあるんですよ。前日結構飲みすぎたっていう時は、その次の日にちょっと反省会をしたりしてますね(笑)」

(後半に続く)