――中川さんは今回、黒島結菜さん演じる死刑囚“真珠”の弁護士・宮前光一を演じられていますが、役作りはどのようにされましたか?

中川:死刑囚と結婚するというかなりぶっ飛んだ設定なので、全部が全部ファンタジックにならないように、リアルとエンターテイメントが地続きとなれるよう、物語に説得力を持たせる役にしたいという思いで演じていました。

弁護士の先生が監修として現場に常にいらっしゃっていたので、裁判や面会室でのシーンは弁護士としての一つ一つの立ち振る舞いによって生々しさや緊張感を出せたと思いますし、そういったところがアラタと真珠の異質な関係性をより際立たせることができていたら嬉しいです。

 

――中川さんは今回、先輩の柳楽さんと映画初共演とのことですが、実際にご一緒していかがでしたか?

中川:CMで何年かご一緒していたんですけど、自分がこの世界に入る前から活躍されている大先輩ですし、ずっと作品でご一緒したいなっていう思いがあったので嬉しかったです。役どころも少しずつバディのような関係性になっていくということもあって、それはすごく演じていて楽しかったね。

僕自身が頭の中でイメージしてるところと全く違う、自分だったらできないお芝居をされる方で…。今回演じられたアラタも難しい役どころではあったと思うんですけど、絶妙なバランスで演じられているのを現場で見ていて楽しかったですし、すごく刺激を受けて僕も気合いが入りました!

中川大志