LDHの王道バラードで魅せる新曲『まさか泣くとは思わなかった』で、新たな一面を開花させたTJBB。
楽曲の聴きどころからレコーディングやMV撮影時の話まで、3人のらしさ全開のかけ合いトークをお届けします♡

──まずは新曲『まさか泣くとは思わなかった』を初めて聴いたときの印象から教えてください!

 YUHI  「LDHの王道のバラードだなと思いつつ、オレらもこういう楽曲を歌わせていただく日がきたのか……!と」

KOTA 「こんなに早くに!?って感じだよね。作詞作曲をしてくださったのも、これまでEXILEさんをはじめたくさんのLDHのアーティストの楽曲を手掛けている偉大な方々で。まさかそんな方々の楽曲を、デビューして一年半の僕たちが歌わせていただけるなんて思わなかったです」

YUHI 「本当に、まさか歌わせてもらえるとは思わなかったよね。歌詞を初めて読んだ時も、小竹(正人)さんの言葉選びがすごくて感動しました。普通だったら使わないような表現も多くて、それが逆に引き込まれるというか」

KOTA 「わかる! え、まさか……(と言いかけてハッとする)」

YUHI・TAKI  「まさか⁉︎ すごい、今日出るね〜!(笑)」

KOTA 「そういうつもりじゃなくて(笑)。タイトルがすごくインパクトが強いじゃないですか。そのタイトルがまさか一番最初に来るとは思わなかったです! 歌詞のひとつひとつが深くて、読めば読むほど感じるものがある楽曲で、聴き込んでいくうちに、すごく心に沁みてきます」

YUHI 「曲調も、バラードだけどビートはしっかりしていて、ちゃんとグルーヴもあって。今回はその流れに乗りながら、歌のニュアンスやテクニックで自分の色をどう出すかというところが一番の課題でした」

──YUHIさんとKOTAさんは、YouTubeで公開されていたレコーディングのビハインド動画でも「難しい」と頭を抱えていましたね。

YUHI 「正直、過去一ムズかったかもしれないです(笑)。聴くとすごくスッと入ってくるんですけど、とても難しい曲なんです。普通に歌うだけだと、ただキレイに終わっちゃうというか。だからこそ、この曲をどう自分の感性で調理するかっていう部分にすごく悩みました」

KOTA 「そうそう、歌詞の世界観がすごく繊細だから、どう歌うかで印象が全然変わってくるよね。自分の声や歌い方で、どんな風に感情を乗せるか、そこが本当に難しかった……。レコーディング前に一度ディレクターさんに音源を聴いてもらって、アドバイスをもらったんですけど、自分が思っていた表現とちょっとズレていたりして、修正しながら何度もトライしました。あとテクニカルな部分では、ファルセット(裏声)と地声の切り替えがめちゃくちゃ多かったんです。この切り替えがスムーズじゃないと、感情の流れが不自然に聴こえちゃうので、違和感が出ないようにかなり練習しました」

TAKI「僕は3人のボーカルが録り終えた音源を聴かせてもらったときに、『好き〜!』ってなりました。心の底から『これこれこれこれ!早く踊りたい』ってなりました!」

──そんな振り付けはどんな仕上がりになっていますか?

TAKI今回は王道バラードなんですけど、だからこそどう踊って魅せるかをすごく考えました。僕の中に浮かんだのは、昔のEXILEさんのようなイメージ。あの時代のダンスって、ベーシックな動きをどれだけかっこよく見せるかが鍵なんです。パフォーマーのTAKI、HINATA、NOSUKEはDリーグでもそのスタイルに近い踊りをずっと続けているので、今回の楽曲にもぴったりハマっていて。振付はダンス界のレジェンド・U-GEさんとTAKUTAさんにお願いして、5人で話し合いながら完成したんです。それが本当にめちゃくちゃかっこよくて! 今のボーイズグループでこの質感のバラードをここまで“見せる”って、自分たちにしか出せない表現だと思います」