『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』のクリス・プラットが興奮の思い出を語る【sweetムービーインタビュー】
Chris Pratt
クリス・プラット
■プロフィール Chris Pratt 1979年6月21日、ミネソタ州生まれ。2000年に俳優デビュー。TVドラマで人気を得た後、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(14)で初主演し、大ブレイク。
1990年の『ジュラシック・パーク』から始まったシリーズ第6作『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』がついに公開。
これでシリーズが終わる、ということもあり『〜パーク』時代のレジェンド俳優達も総出演となった本作で、主演を務めたクリス・プラットは「彼らが現場に現れたとき、“キターーーー!”って心躍ったよね」と、興奮した思い出を語ってくれた。
「サム・ニール、ローラ・ダーン、ジェフ・ゴールドブラムの3人だけじゃないんだけど、“ジュラシック”を作り出した彼らが一堂に会した作品に出演できたのは本当に素
晴らしい体験だったよ。
テーマパークのジュラシック・ワールドが崩壊して4年経ったとき、彼らはそれぞれ別々の理由で、ある場所へ向かうんだ。そのとき、僕が演じたオーウェンやブライス(・ダラス・ハワード)が演じるクレアなど、おなじみのキャラクターもその場所にいる。
物語の後半、最高のタイミングで全員が合流するんだけど、演じている僕らまで大興奮だったんだよ。その熱量を感じてもらえると嬉しいな」
前作、ジュラシック・ワールドが壊滅したことで恐竜が世界中に散らばり、人類は彼らとの共生についての課題に取り組んでいる。クリス演じるオーウェンは、違法に取
引される恐竜を救ったり、定住地がなくさまよっている恐竜を安全な場所に移送する保護活動をしている。
「前作までは恐竜が生きるのには安全地帯だった島が舞台。今回はそこから飛び出したことで、人間が悪者になる。オーウェンのように恐 竜を守ろうとする人もいれば、捕獲して商売にしようとする悪い奴らも現れるんだ。
それは見世物にする、ということだけでなく、恐竜達を現代のテクノロジーでコントロールし、人間のいいように使おうとする、とてもわがままな悪人達。恐竜の危険性よりもずっと重要なヒューマニティの部分について語っているのが本作だね」
本作のオーウェンは、これまで以上にヒーロー風。しかも、「コロナ禍で撮影が3回中断したんだけど、その間に体形を維持するのが大変だった」んだとか。
「中断中、ホテルから一歩も出られないから、他のキャストと一緒に贅沢してしまってね(笑)。おまけにそのときに妻が出産だったから、めちゃくちゃホームシックになって食べることでしか 発散できなかった。
まぁ、とはいえ僕の義父がシュワちゃんということもあって、ひたすら厳しく指導をされて取り戻したけどね(笑)」
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『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』
story:ジュラシック・ワールドが火山噴火で壊滅し、恐竜が世界中に放たれて4年。人類と恐竜は共生の道を模索していた。恐竜の保護活動を続けるオーウェン(C・プラット)とクレア(B・D・ハワード)は、山奥でひっそり暮らしていたのだが……。
監督:コリン・トレボロウ/出演:クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワード、ローラ・ダーン、サム・ニール ほか/配給:東宝東和/公開:7月29日より、TOHOシネマズ 日比谷ほかにて全国ロードショー
■ライター プロフィール
よしひろまさみち
『スウィート』のカルチャーページでもおなじみの映画ライター・編集者。日本テレビ系『スッキリ』ではレギュラーで映画紹介を務める。